映画 切ないファンタジー、「スモーク」
今宵はとっとと家に帰り、切ないファンタジーを鑑賞しました。 「スモーク」です。 ある晩、かつて脚本家を目指していたけれど、才能が無いことを自覚して諦めた若い女と、漫画家を目指して今も奮闘中の若い男が、バスで知り合います。 話をするうち、2人は近所で生まれ育ったことが分かり、親近感を深めます。 しかし不幸なことに、バスは事故に巻き込まれ、二人は昏睡状態に。 昏睡状態の2人は、意識の中だけで故郷における冒険を繰り広げます。 演劇にのめり込む少女と漫画製作にいそしむ少年。 2人はごく近所に住みながら、互いを知らずに育つのです。 意識の中の2人は、少年の頃描いた漫画と、少女時代に書いた演劇の脚本が交じり合ったような異世界で、互いに協力しあいながら、困難に立ち向かっていくのです。 その世界では、2人が幸せな少年少女時代を過ごした懐かしい故郷が、たびたび登場します。 しかし大人になった2人は、その世界では幽霊のように、懐かしい人々からは見ることもできず、声も届かないのです。 延々と続く異世界でのファンタジーの末、女は昏睡から目覚め、退院します。 退院してまず向かったのは、男の家。 男は先に退院して...