2013-09-19

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思想・学問

「無明の井」 ー脳死をめぐる新作能ー

私は保険証の裏に、死して後、臓器は一切提供しない旨の意思表示をしています。 あの世とやらが不明である以上、死して後、臓器が無くて困るということがあってはいけませんから。 免疫学者にして文筆家でもあった東京大学の多田富雄名誉教授は、脳死を題材とした新作能を残しました。  題して、「無明の井」。 脳死状態に陥った男が、その意に反して心臓を摘出され、ある女に移植される話です。 この能では、男ばかりか、生きながらえた女もまた、他人の心臓を得て生き残ったことに深く苦しみます。 ある旅の僧が、仮寝をした涸れ井戸の側で、土地の者からある昔話を聞きます。 嵐で瀕死の状態となった漁師の男の心臓が、命の尽きかけた娘に移植され、彼女は生き永らえ、男はそのまま死んでしまいます。 娘は人の心臓を取って生き永らえたことを罪と感じ、懺悔の一生を送ったというのです。 この話を聞いた僧が二人のために祈っていると、心臓を取られた男と移植を受けた女の亡魂が現れます。 自らの屍を求めて彷徨っている男は、心臓が取られるさまを再現します。 魂は黄泉路(よみじ)をさまよひて、命(めい)はわづかに残りしを、医師ら語らひ、氷の刃、鉄(...
思想・学問

ポジティブ心理学

お昼休みには消費税増税の話でひどくネガティブな記事をアップしてしまいました。 で、最近米国でポジティブ心理学と呼ばれる分野が流行していることを知りました。 平たく言うと、成功すると幸福になる、のではなく、幸福な状態だと成功する、という逆転の発想を体系化したもののようです。 四半世紀も前、英国のコリン・ウィルソンが提唱した「至高体験」との類似が感じられますが、ポジティブ心理学では幸福な状態に脳を持っていく具体的な技法を開発したことが特徴でしょうか。至高体験―自己実現のための心理学 (河出文庫)Colin Wilson,由良 君美,四方田 犬彦河出書房新社 ポジティブ心理学の研究で、  ① ありがたいと感じる3つのよいことを書き残す ② 自分と関わる誰かにポジティブなメッセージを書いて渡す ③ 机の前で2分間の瞑想をする ④ 10分間のエクササイズをする ⑤ 24時間で最も意義深い経験を2分間で日記に書く などが有効であることが判明しているそうです。 さらに、最も脳に幸福感をもたらす方法として、非常にシンプルな方法を提唱しています。 すなわち、人助け。 ポジティブ心理学の創始者の一人である...
社会・政治

消費税増税

今朝の朝刊を見たら、安倍総理が来春の消費税増税を決断したと、でかでかと書かれていました。 来るべきものが来たという感じです。 これから不動産や車などの高額な物は駆け込み需要で潤うでしょうが、来春以降、景気は冷え込むでしょうねぇ。 5%と8%では大きな違いですから。 なんだかがっくりです。にほんブログ村 政治 ブログランキングへ
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