2013-09-27

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文学

秋の夜の酒

今週は月曜日が秋分の日でお休みだったせいか、短く感じました。 それでも、金曜日の夜飲む酒はひときわ旨いですねぇ。 秋から冬にかけて、酒の味が一段上がるように感じるのは不思議なことです。 そうであってみれば、ロシアなどの寒い国でアルコール摂取量が多く、インドや東南アジアなどでは低いというのもうなづけます。 憂あり 新酒の酔に 託すべく ある時は 新酒に酔て 悔多き いずれも夏目漱石の句です。 新酒とは、秋に新しい酒が出来たことから、秋の季語とされています。 今で言えばボジョレー・ヌーボーみたいな感じでしょうか。 夏目漱石と言う人、よほど愁いを帯びていたらしく、句をよくしましたが、明るい句とてありません。漱石俳句集 (岩波文庫)坪内 稔典岩波書店 一方、難解で幻想的な長編小説を多く残した小説家、石川淳も句を残しています。 鳴る音に まず心澄む 新酒かな こちらは憂愁の気配は感じられず、純粋に新酒を楽しもうと言うウキウキ感が感じられて、微笑ましく思います。 石川淳の小説には感じられない、素直さですね。 案外常識的な人だったのかもしれません。 わが国の多くの小説家や文芸評論家は、石川淳を正当に...
社会・政治

破滅への道ー日独伊三国軍事同盟ー

今日はわが国にとって、忘れてはならない重要な日です。 日英同盟以来、友好関係にあった英米と対決する姿勢を鮮明にした象徴的な日。 日独伊三国軍事同盟を締結した日です。   時に昭和16年。 日米開戦の2カ月強前です。 すでに昭和12年に日独伊防共協定を結んでいましたが、これはもっぱらソ連に対抗することを意識したもの。 軍事同盟は、三カ国が一致して世界と戦う決意を示したものと言えましょう。 これら3カ国は、英米仏露などに比較し、帝国主義国家としての国際デヴューが概ね30年ほど遅く、それがために植民地が少なかったため、新たな国際秩序を求める、という共通の利害がありました。 しかし、仔細に見れば、将来の独ソ戦を見据え、ソ連に2正面作戦を仕掛けるために大日本帝国を利用したいというのがドイツの本音であり、一方、大日本帝国は敵対関係にあった米国をけん制したい、という思惑があり、イタリアは日独にくっついて植民地を増やしたいという欲があり、ほとんど同床異夢とも言うべき複雑な思惑がからんだ同盟だったと言えましょう。 ヒトラーは一際この同盟を喜び、「我々は3,000年間負け知らずの日本と手を結んだ!」と叫ん...
映画

キャビン

昨夜は一風変わったホラー映画を鑑賞しました。 「キャビン」です。 大学生の男女5人が湖畔の別荘に遊びに行き、惨劇に合う、というよくあるパターンなのですが、ストーリーはかなり複雑です。 古き者、と呼ばれる太古の地球を支配していた怪物が、地下深くで眠りについています。 その眠りを維持するためには、毎年、5人の生贄を捧げる必要があります。 5人とは、淫乱、戦士、学者、愚か者、処女です。 もし古き者が目覚めると、人類は滅ぼされてしまうのです。 おそらく政府系の機関と思われるNASAの管制室のような大きな部屋で、多くの科学者らが、生贄を捧げるために働いています。 しかも、失敗しても大丈夫なように、同時に世界各国で同じようなことを行っています。 冒頭、ある科学者が、「スウェーデン支部が失敗しました」と上司に報告すると、上司は「今残っているのはどこだ?」と質問します。 すると、「日本支部とアメリカ本部だけです」と応えます。 「いつものパターンだな。日本支部は今まで失敗したことが無い、我々はいつも二番手だ」、と、日本人の自尊心をくすぐるようなことを言ってくれちゃいます。 生贄と言っても連行して処刑する...
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