2013-09

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思想・学問

エリートとコスモポリタン

最近ようやっと、ゆとり教育の弊害が広く国民の間に浸透し、教科書も厚くなり、ゆとり教育は崩壊しました。 私はゆとり教育が始まった頃から、まずい風潮だと思ってきました。 知識の詰め込みは良くない、自分で考えて、個性を生かせる教育をすべきだと言うのですが、基礎的な知識が無いまま考えろと言われても、それは独善にならざるを得ません。 また、個性の無い人間はいない、という掛け声のもと、個性的であれ、という意見もありました。 しかしそれは、個性と言うより性格と言うべきでしょう。 真なる個性は、個性を殺すような教育を受けてこそ、それを跳ね返して飛びぬけてくるものです。 まして教育というのは、一般社会でまともに役立つ、普通の人を作ることが目的です。 他人を尊重できて、きちんと社会情勢に興味を持って、礼儀正しい、普通の日本人です。 エキセントリックというか、個性的な人間は作るのではなく、勝手にそうなるのです。 かつて、大正時代くらいまでは、日本人の教養と言えば、仏書漢籍や国文学が基本でした。 夏目漱石や森鴎外などの明治の文豪は、方や英国に、一方はドイツに留学して西洋の教養を身につけましたが、その精神の核と...
お笑い

ふなっしー、入浴す

お世辞にも可愛いとは言えない素人くさい着ぐるみを着て、下手なお笑い芸人よりも素敵なトークを甲高い声で繰り広げる船橋市非公認キャラクター、ふなっしー。 梨の妖精なんだそうで、得意なのは「ヒャッホー」・「梨汁ぶしゃー」などと叫びながら気色の悪い激しい動きで跳びまわること。 その異様な風体が受けたのか、個人が勝手にやっているゆるキャラとは思えない、全国的な人気を誇っています。 私は7年くらい前からひこにゃんのファンで、好きが高じて彦根城まで実物に会いに行きました。 王道キャラらしい、見事なパフォーマンスに酔いしれ、ガキどもを押しのけて満面の笑みでひこにゃんと手をつないで撮影した写真を、大きく引き延ばしてリビングに飾っています。 しかもその時、ひこにゃんは柔らかい足で私の足を踏むというサービスぶり。 感激でした。 本当はひこにゃんのような王道を行くキャラクターが好きですが、ふなっしー、気味悪すぎてつい見入ってしまいます。 近頃、ふなっしーの入浴というか行水というか、そういう動画が人気を呼んでいるそうですね。 動画をご覧ください。 ふなっしー、体のサイズぎりぎりの盥でいかにも気持ちよさげに入浴を...
その他

新車買うべきか?

最近消費税の引き上げ時期をめぐって喧々諤々の議論が続いています。 当初予定では、来年の4月から8%に上げる予定でした。 財政再建のために予定どおり上げるべきだという意見と、消費を冷え込ませ、景気悪化が懸念されるため、景気がもっと良くなってからに先送りすべきだ、という意見が対立しているようです。 私としては、震災復興のため、2年間にかぎり国家公務員の給料が7.8%引き下げられたのが、今年度末で2年が経つため、元に戻してもらえるかということと相まって、深刻な問題です。 7.8%減が延長され、さらに消費税が上がったのでは、暮らしていけません。 仮に年収が600万円だとすると、7.8%減というと年間468,000円も給料が下がったことになります。 これは痛い。 もし消費税が予定通り4月から引き上げられるとしたら、もう6年乗っている車を買い替えることも考えなければなりません。 6万キロちかく乗っており、今売れば下取りは60万円と言われました。 車の調子は快調で、気に入っている車を、社会情勢の変化のためだけに買い替えるのはなんだか嫌ですねぇ。 おまけに来年の2月が車検なんですよねぇ。 今、欲しい車...
仕事

やり直し

人生、いくつになってもやり直しができる、という言説を時折耳にします。 特に、犯罪を犯して服役し、出所するときなど、挫折から立ち直ろうとする人へのエールとして使われることが多いように思います。 しかし私は、やり直し、という言い方に違和感を感じます。 起きてしまった過去は変えようが無く、したがって、やり直し、と言っているのは、おそらく新しい道に踏み出そう、という意味かと思われます。 人間というもの、生まれおちた瞬間から、死に向かって一直線に突き進んでいくのが、悲しい現実です。 1秒たりとも過去に戻ることはできず、過去を無かったことにすることも、過去を変えることもできません。 要するに、やり直しなんて出来ないのです。 そのことを、特に中年以上の世代は肝に銘じるべきでしょう。 それでもなお、過去のキャリアもしくは恥ずかしい過去を捨てて、新しい道を探りたいということであれば、それはやり直しなどであるはずは無く、新たな出発と言うべきでしょう。 しかしそれはなかなか容易なことではありません。 特にわが国のように、労働者の流動性が低く、一つの職場で定年まで働くのを良しとする社会においては。 私の先輩に...
映画

切ないファンタジー、「スモーク」

今宵はとっとと家に帰り、切ないファンタジーを鑑賞しました。 「スモーク」です。 ある晩、かつて脚本家を目指していたけれど、才能が無いことを自覚して諦めた若い女と、漫画家を目指して今も奮闘中の若い男が、バスで知り合います。 話をするうち、2人は近所で生まれ育ったことが分かり、親近感を深めます。 しかし不幸なことに、バスは事故に巻き込まれ、二人は昏睡状態に。 昏睡状態の2人は、意識の中だけで故郷における冒険を繰り広げます。 演劇にのめり込む少女と漫画製作にいそしむ少年。 2人はごく近所に住みながら、互いを知らずに育つのです。 意識の中の2人は、少年の頃描いた漫画と、少女時代に書いた演劇の脚本が交じり合ったような異世界で、互いに協力しあいながら、困難に立ち向かっていくのです。 その世界では、2人が幸せな少年少女時代を過ごした懐かしい故郷が、たびたび登場します。 しかし大人になった2人は、その世界では幽霊のように、懐かしい人々からは見ることもできず、声も届かないのです。 延々と続く異世界でのファンタジーの末、女は昏睡から目覚め、退院します。 退院してまず向かったのは、男の家。 男は先に退院して...
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