文学 花橘に
今日から5月。 ひと昔前だったらメイ・デイの馬鹿騒ぎをしていたでしょうか。 しかし左がかった運動はめでたく衰亡し、今や瀕死の状態です。 もっとも、労働運動で血と汗を流してくれた先人たちの苦労のおかげで、7時間45分労働に有給休暇やら病気休暇やらを現在の私たちが享受出来ることを思えば、メイ・デイを馬鹿騒ぎの一言で済ませてしまうのは畏れ多いと言うべきかもしれませんね。 昭和27年のメイ・デイは死者が出るほど激しいものだったようです。 血のメーデー事件と呼ばれています。 それにしても、平和な法治国家となっていたはずのわが国で、たかがと言っては語弊がありますが、メイ・デイごときで命を落としたのでは、本人も遺族もやりきれないでしょうねぇ。 そういえば古今和歌集に、 誰かまた 花橘に思ひ出でむ 我も昔の 人となりなば という和歌がありました。 まだ花橘には早いですが、かつて激しかった左がかった運動の犠牲者を思い、ふと、浮かびました。新版 古今和歌集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)高田 祐彦角川学芸出版 花橘です。 花橘は昔のことを思い出したり、亡くなった人を思い出すきっかけとされた花。 自...