文学 美と恐怖
美と恐怖が分かちがたく結びついていることは、美の本質を探ってみれば、自明の理であろうと思います。 だからこそ、恐怖映画とか怪奇映画は、ロマンチックで美しいものとされてきました。 近年にいたり、即物的とも言うべき、血がドバドバ出たり、むやみに残虐シーンが多いホラー映画が生まれてから、美と恐怖の間に乖離がうまれたように誤解されるようになったように思います。 私はそうは思いません。 下品なホラー映画には、恐怖を感じません。 しかし上質なホラー映画は、恐怖とともに、うっとりするような映像美を描き出します。 つまり下品なホラー映画は美しも無ければ怖くも無いので、美と恐怖の融合など望むべくもないということです。 「シャイニング」しかり。シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン ジャック・ニコルソン,シェリー・デュバル,ダニー・ロイドワーナー・ホーム・ビデオ 「リング」しかり。リング 鈴木光司,高橋洋角川映画 「箪笥」しかり。箪笥 イム・スジョン,ムン・グニョン,ヨム・ジョンア,キム・ガプスアミューズソフトエンタテインメント 「ノスフェラトゥ」しかり。ノスフェラトゥ クラウス・キンスキー,イ...