歴史から学ばない
広島に原爆が投下されて今日で80年。 もう被爆者で生き残っているのは幼児のころ被爆した者だけです。 そう遠くないうちに、最後の被爆者が亡くなった、というニュースが流れるかもしれません。 それはその間核兵器が使われなかったということで、良いことだと思います。 しかし現在の世界情勢を見ると、小型の核兵器を使用することがあるかもしれません。 誠に怖しいことです。 私は母が4歳の頃長崎で被爆した被爆2世。 被爆2世だからと言って、何も症状はありません。 米軍がベトナム戦争時に使用した枯葉剤は子や孫の世代にまで悪影響を及ぼすと言いますから、それが無かったことは不幸中の幸いと言わねばなりません。 長崎で被爆した私の親戚たちは爆心地からやや離れていたせいか、原爆によって健康を害したという話は聞きません。 これも不幸中の幸いです。 80年、核兵器が使用されなかったことは奇跡に近いことだと思います。 世界には核保有国はあまたあり、それらの国々は第二次大戦後も戦争を何度も起こしています。 戦争指導者の多くは核兵器使用の誘惑に駆られたと思います。 特に戦争相手国が核武装していない場合。 核武装していなくて...