朝っぱらから素敵な子ども向けテレビ番組を見てしまいました。
子ども向け番組「おはスタ」のなかのドラマ「夢をあきらめないで」です。
といっても、人間は登場しません。
動物も登場しません。
登場するのは、石です。
アイドルを夢見る石野石子と、そのライバルで石子をいじめる石園寺石華の物語です。
アニメではなく、実写。
石に顔は書いてありません。
リボンが小さく書いてあるだけです。
ほんとにただの石ころです。
石ころばかりをその姿のまま擬人化してドラマを作ってほんとに放送しちゃうという蛮勇に敬意を表します。
話は平凡でも、強烈なインパクトがありました。
出勤前は何となくNHKのニュースをつけていることが多いですが、たまにチャンネルを変えてみると、思わぬ発見があるものですね。
子ども番組というのは、「おじゃる丸」や「みぃつけた」や、古くは「ウゴウゴルーガ」、「クレヨンしんちゃん」など、大人の鑑賞に耐えうる素敵な作品が隠れているのですよね。
子どもは偏見なく面白いと思うものだけを見たがるのでしょうから、子どもの鑑賞眼というのは、案外確かなのかもしれません。