美術

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有田焼

わざわざ新宿まで足をのばし、有田焼市に行ってきました。 青木龍山・清高親子の作品などを見て、目の保養になりました。青木龍 山の天目の茶碗で、とても気に入ったものがあったのですが、26万5千円という値段をみて、諦めました。 その代り、美術館と違って手に取れるのをよいことに、さんざん指紋をつけてやりました。 茶碗の他にも、小皿やぐい飲み、湯のみなど、心惹かれるものばかりでした。 お金持ちになりたいものです。 帰り、近辺をふらふらしていたら、2丁目のゲイバーが並ぶ一角に出てしまいました。ゲイバーは一見そういう店だとわかりませんが、ゲイ用のアダルトショップが何軒も営業していて、目をひきました。昼間からむさくるしい男たちがたむろしていましたので。 世間から差別されがちな少数者だからこそ、こうやって一つところに集まるのだな、と思いました。 私も精神障害者の自助グループに参加したり、リワークに通ったりしましたから、自分と近い境遇の人を求めてしまう気持ちはよくわかります。 世間の偏見に負けず、堂々と生きてほしいものです。
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おもてなし

昨日は雨のなか、六本木は東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館に足を運びました。 展覧会は、「おもてなしの美ー宴のしつらいー」です。 様々な意匠をこらした酒器や茶器、お重などと、宴の様子を描いた絵巻物などが展示され、飽きさせません。なかには「放屁合戦」と題する鎌倉期の漫画などもあり、ユーモアも感じさせました。 私が一番気に入ったのは、漆に金箔で彩色がほどこされたお重です。じつに美しい、職人技でした。毎日リワークで日替わり350円の仕出し弁当を食っていますが、たまには姉やに美しいお重を持ってこさせたいものです。
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根津美術館

昨日、南青山の、新装なった根津美術館に行って来ました。 もともと初代東武鉄道社長の根津嘉一郎の個人コレクションだった骨董品を並べた美術館だけあって、なんとも脈絡のないものでした。東洋の古美術、という共通点はありますが、絵画から考古遺物まで、様々です。 むしろ、美術館そのものの建築と南青山とは思えない広大な庭が、印象的です。 それにしても、青山というのは妙な町ですね。自由が丘なんかもそうですが、洋服や鞄などを商う、小さな店ばかりが軒を連ね、人間が生きるに必要なスーパーや食料品店などがまるで見当たらないのです。この地に住む人々はどこで普段の買い物をし、いかに生活をおくっているのか、不思議に思います。 東京の都心に近く、また、泥臭い繁華街、渋谷もすぐ近くです。 私が想像するに、東京生まれよりも、立身出世を夢見て上京した田舎者がこの町を発展させたように思います。 なぜなら、この町には含羞というものがまるで感じられません。これ見よがしな、しゃらかしぶりです。 散歩するには面白いですが、住まうには少々気取りすぎです。 私は、高校・大学と、青山近くの学校に通いましたが、当時も、今も、好きになれません...
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春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)

一昨日、NHKの「日曜美術館」で、「春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)」が紹介されていました。 700年前の作で、驚くほど色鮮やかです。春日大社に保存され、後に皇室に献じられた、とのことで、保存状態が素晴らしいのです。 公家から庶民にいたるまで、当時の生活がリアルに描かれています。 また、ストーリー仕立てになっており、かつてはこの絵巻を見るためには予め神事をおこなわなければならなかったとか。たいそう大げさですね。 来週から東京国立博物館の「皇室の至宝」展で見られるとか。 でも混むでしょうねえ。
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英 一蝶

今朝、NHKの日曜美術館で英一蝶(はなぶさ いっちょう)という元禄期の絵師をとリ上げていました。 私は浅学にも、この絵師の存在を今日まで知りませんでした。 吉原通いを毎晩続け、幇間として旦那衆のご機嫌をうかがいながら、画材を取材していた、とのことです。 その作風は諧謔にして豪華。遊び人の片鱗がうかがえます。若冲などの糞真面目な画風と違い、遊び心に満ちています。 47歳にして生類憐れみの令を笑い飛ばす絵を描き、三宅島に流されますが、11年後、ご赦免舟で江戸に帰還。74歳でその生涯を閉じるまで、精力的に画業と句作に徹します。 肖像を見ると鬼のような恐ろしい顔ですが、絵は、優れて洒落ていました。 現在板橋区立美術館で展覧会を開催しているとのこと、ぜひ出かけてみようと思います。英一蝶
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