美術

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現代アート

先日NHKで、別府市で行われている現代アートのお祭りが紹介されていました。 別府市の民家と言わず、公園と言わず、路地までも、展示場にして、ありとあらゆる現代アートを展示しているのです。 現代アートというと、ピカソやダリに代表されるような、シュールリアリズムから出発して、独特の世界を築いた美術家たち、という印象がありましたが、今はさらに進んで、もっと自由というか勝手気ままに、創作を行っているのですね。 全身黒づくめの格好をしてただ地を這い回り、それを撮影したものや、木に本をくくりつけただけのものや。 正直言って、なんだかわかりません。 美術というくらいだから、「美」を感じさせないといけないんじゃないかな、と思います。 あれは美術というより自己顕示のパフォーマンスですね。 変わったことをすれば良い、というような風潮は戒めるべきですね。 きっと近代にいたるまで、美術という概念は希薄だったんじゃないでしょうか。 仏師にしても絵師にしても、基本は注文に応じて創作します。 ヨーロッパのキリスト教芸術も、布教や、キリスト教の素晴らしさを称揚するためのものです。 いわば、主持ち。職人に近かったのではな...
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手塚治虫展

昨日は江戸東京博物館に「手塚治虫展」を見に行きました。1,300円は高いと思いましたが、内容は充実していました。 子どもの頃、「ブラックジャック」や「三つ目がとおる」などを夢中で読んだものです。 「火の鳥」は完結を見ず、残念でしたね。  その後、両国界隈を散歩しました。 ちょうど夏場所中とあって、多くのお相撲さんが歩いていました。鬢付けの香りが良かったです。 国技館周辺は人だかりができていて、外国人が多いことにびっくりしました。 その後安田庭園でのんびりしてから帰りました。 良い休日だったと思います。
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「八犬伝」展

千葉市美術館に「八犬伝」展を観にいきました。 「八犬伝」は、小学生の頃、子供向けのダイジェスト版を夢中で読んだ記憶があります。今で言えば、山田風太郎の伝奇小説のような感じでしょうか。 その後、中学生になって、芥川龍之介の「戯作三昧」を読みました。これは滝沢馬琴が「八犬伝」を執筆しながら、三昧境に陥るさまを描いた、芸術至上主義の作品と読みました。 今日観た展示は、錦絵あり、和綴本あり、歌舞伎あり、映画あり、人形ありの、賑やかなものでした。 それにしても、晩年、馬琴は視力を失い、妻に口述筆記させて、29年もの歳月をかけてこの大長編を完成させたことは知りませんでした。 その執念には、恐怖すら感じます。
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千葉市美術館

千葉市美術館に、「ブラスティスラヴァ世界絵本原画展」を観に行きました。 絵本の原画ということで、素朴な絵が多いのかなと思っていたら、案外グロテスクな絵も多くありました。元来、絵本というのはグロテスクなものかもしれません。 よい気分転換になりました。ドグマチールが増えて、少し元気になってきたようです。
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やなぎみわ

インターネットで購入した、やなぎみわの写真文集「老少女綺譚」を見ました。 やなぎみわは、現在、神戸芸術工科大学先端芸術学部メディア表現学科准教授のかたわら、積極的に作品を発表している現代アートの芸術家です。 作風は、グロテスクと言っていいほど幻想的で、なんともいえない魅力があります。 昨年12月に品川の原美術館でその作品に接してから、奇妙な魅力に取り付かれています。美と醜の垣根を軽々と越えてしまう芸術は、見る者を圧倒します。Fairly Tale 老少女綺譚やなぎ みわ青幻舎やなぎみわ―マイ・グランドマザーズ東京都写真美術館淡交社
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