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1408号室

DVDで「1408号室」を観ました。 スティーブン・キングのホラー小説を映画化したものです。 NYのドルフィンホテル1408号室は、過去56人もの宿泊客やホテルマンが変死した、といういわく付きの部屋で、そこにホラー作家が取材のため、支配人が他の部屋に宿泊するよう強く勧めたにも関わらず、同室にチェックインします。そこから悪夢のような出来事が起きる、という話です。 ホラーでも、こういう条件で化け物が出る、とか、過去にこういう忌まわしい出来事があり、その後変事が続いている、という、ルールというか決まりみたいなものがないと、あまり怖くないものです。ジャンルがジャンルだけに、ルールがないと何でもありになってしまい、滑稽にさえ見えてしまいます。 この映画もそういう作品です。 キング原作のホラー映画では「シャイニング」が出色の出来ですね。 ホラーではありませんが、「スタンド・バイ・ミー」は思春期の少年のほろ苦い経験を描いていて感動しました。 いずれにせよ、キングの小説を映画化するには、相当の覚悟が必要なようです。1408号室 ジョン・キューザック,サミュエル・L・ジャクソン東宝シャイニング 特別版 ...
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SAW

DVDで「SAW」シリーズ5作を全て観ました。6は今年3月に発売される、とのことです。 一見、ホラーかと見まがうようなパッケージですが、内容はサイコ・スリラーです。 通称ジクソウという名の犯人が繰り広げる、連続殺人を描いています。ジクソウは末期がんに侵された余命いくばくもない老人で、生きていることに感謝しない者を激しく憎んでいます。 そして、道徳的で無い者や命を粗末にする者に巧妙な罠を仕掛けます。 極めて困難な課題を短い期限で与え、それをこなさなければ死んでしまうように仕組むのです。黙って死を待つか、あえて困難な課題、それも自らの体を激しく傷つけなければ達成不可能な課題にチャレンジして、わずかな生存の可能性に賭けるか、どちらかしかありません。 「選ぶのはお前だ。決断しろ」というのが、決めゼリフになっています。 そんな極限状況のなかで、被害者は人間の本性をむき出しにしていく、その過程が、怖ろしいのです。 ジクソウは、決して直接手を下すことはありません。 被害者自らの行動の結果、死がもたらされるのです。 「羊たちの沈黙」シリーズを彷彿とさせる、非常に上質で、怖ろしく、人間の獣性というものを...
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メイ

DVDで「メイ」を観ました。 少女の頃斜視で、母親に眼帯をつけられて育った内気なメイは、人形だけが友達でした。 成長し、動物病院に勤めるようになったメイは初めて恋に落ちます。しかし不器用な彼女の恋は、うまくいきません。同性の友達ができますが、こちらはレズビアンでした。猫を飼いますが、なつきません。孤独に耐えられなくなったメイは、ついに友達を「創造」しようとします。 悲しくも美しく、残酷な物語です。 ちょっと「フランケンシュタイン」を思い起こさせます。MAY メイ ラッキー・マッキーアートポート
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ホラー初め

昨日はホラー初め。 DVDで「デッドサイレンス」を観ました。 欧米のホラーには珍しく、恨みをのこして死んだ女の幽霊が活躍する話。 衝撃のラスト。久しぶりにに本当に怖い映画でした。映像も美しく、ホラーはこうでなければいけない、と思いました。デッド・サイレンス ライアン・クワンテン,アンバー・ヴァレッタ,ドニー・ウォルバーグ,ボブ・ガントンジェネオン エンタテインメント
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バタリアン

先日、久しぶりにゾンビ物を鑑賞しました。私は、数多くあるゾンビ物のなかでは、1985年公開の「バタリアン」にとどめを刺すと思っています。 ゾンビの多くは、頭を打ち抜くと動かなくなりますが、「バタリアン」では、頭を打とうと、切断しようと、まるで平気です。右手を切断したなら右手だけでも人間に襲い掛かり、木っ端微塵に爆発させたなら、ばらばらになった小さな肉片一つ一つが人を襲おうとします。 しかもその動きは、怖ろしくもコミカルで、爆笑ゾンビ映画とでもいうべきものなのです。当時、オバタリアンという流行語を生みました。中年女性は、バタリアンのように怖ろしくもコミカルだということでしょうか。 日本でも「呪怨」などは、化け物があんまりあっけらかんと登場して笑えます。爆笑ホラーです。恐怖と笑いは紙一重ですね。バタリアン ダン・オバノン20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント呪怨 清水崇東映ビデオ
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