映画

スポンサーリンク
映画

ダークナイト

DVDで「ダークナイト」を鑑賞しました。 正義の味方、バットマンと、悪のジョーカーが対決する話です。 しかし、私は不思議なことに、町の破壊と、人間は邪悪な存在であることを証明しようとするジョーカーに、深いシンパシーを感じました。 人間は善だとか、悪だとか、愚かしいことです。 人間は、自然です。 それを善とか悪とか決めたのは、まさしく人間です。今の人間が悪と考えること、虐殺や、泥棒、それが本来悪なのか、人間の自然なのか、私には分かりません。私とて、殺してやりたいやつもいます。時には、犯罪を夢想します。しかし、それが悪なのか、私は言い切れません。  ジョーカーが哀れなのは、自らを悪の代表のごとくに考えていることです。それが単なる自然なのかもしれないのに。 それにしても、ジョーカーの不気味な怪演が光る、魅力的な映画でした。 ダークナイト 特別版 クリスチャン・ベイル,マイケル・ケイン,ヒース・レジャー,ゲーリー・オールドマン,アーロン・エッカートワーナー・ホーム・ビデオ
映画

地球が静止する日

昨日、DVDで「地球が静止する日」を観ました。 キアヌ・リーブス演じる宇宙の高度な知的生命の代表が、人間の野蛮な本質を見抜き、地球を守るため、人類を滅亡させる決意をし、それを実行に移しますが、人類には進化する可能性があると感じ、計画を中止する、という話です。 例えばウイルスが人間を攻撃し、ウイルス自身が死滅するにも関わらず、宿主を殺すように、人間は滅亡を知りながら地球環境を悪化させる悪である、というテーマが語られます。 キアヌ・リーブスが、科学者に「地球が滅んだら人類も滅亡するが、人類が滅んでも地球は滅亡しない。一つの種の存亡よりも地球の存亡が大切だ」という言葉が、胸を打ちます。 荒唐無稽な話ですが、極めて示唆に富んだ映画です。地球が静止する日 キアヌ・リーブス,ジェニファー・コネリー,ジェイデン・スミス,キャシー・ベイツ20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
映画

シャッター

奥菜恵のハリウッドデビュー作「シャッター」のDVDを昨日観ました。 ハリウッドのホラー映画というと、狂気じみた殺人鬼が出てくるか、あるいは神様だとか悪魔だとかの話が多いですが、これは極めて日本的な恐怖を描いた映画です。舞台も東京です。 アメリカ人写真家に捨てられた奥菜恵演じる通訳が自殺し、怨霊となって写真家に取りつく話です。「四谷怪談」や「牡丹灯篭」に通じる、女の怨霊です。 それにしても、幽霊はなぜ女が多いのでしょうね。 しかも、醜い女は少なくて、大体が美女です。 男の怨霊というと、菅原道真とか平将門とか、巨大な霊力を持つものが多いようです。 個人的には、子供や赤ん坊の怨霊が怖いと感じます。シャッター (特別編) ジョシュア・ジャクソン,奥菜恵,レイチェル・テイラー,宮崎美子,山本圭20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
映画

食人族

DVDで「食人族」を観ました。1983年公開の、古い映画です。当時私は中学生で、さして興味を持ちませんでした。最近、ドキュメンタリー風に描かれていると聞いて、にわかに興味を持ち、観てみました。 ドキュメンタリー風に描かれたノンフィクションで、後の「ヴレア・ウィッチ・プロジェクト」などに通ずる先駆けとなった作品と思われます。 内容は、アマゾンの奥地に存在するという食人の習慣をもった部族に接触しようとしたアメリカの取材班が、その部族に攻撃的な態度をとったため、逆に虐殺されてしまう、というものです。 人といわず、獣といわず、残虐な虐殺シーンがこれでもか、というほどしつこく描かれる、下品な映画です。 しかし、それは果たして下品なのでしょうか。 私たちは、日々、誰かが殺した豚や牛や鳥や魚を食べています。ただ、殺す場面に接していないというだけです。 そしてまた、人類の歴史は戦いと虐殺を繰り返すものでした。 我がくにびとは、戦の戦利品として、人の首を切り落とす、首狩族でもありました。 それを考えれば、アマゾンの奥地にそんな部族がいようと、責めることはできますまい。鯨やイルカを食うことも、犬を食うこと...
映画

20世紀少年 最終章

日曜日に話題の「20世紀少年 最終章」を観てきました。 老若男女問わず、多くの客がいました。最近の映画にしてはずいぶん客層が広いと驚きました。 1章・2章と観て、いよいよすべての謎が解き明かされました。 それは全く意外。そうだったのか、という感じ。 同級生であることは間違いありませんが、あまりに意外でした。多分誰も予想できないでしょう。 ここでは、書きませんが、是非その謎を確かめに行くことをお勧めします。 1・2章ともDVDが出ているので、それを観てから行ってもいいですし、最終章の冒頭で1・2章の概略が語られるので、いきなり観ても楽しめると思います。
スポンサーリンク