映画

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メタモルフォーゼの縁側

コロナで療養中だというのに、症状がほぼ無くなって、ただ5日間は出勤禁止と言われたので退屈に任せてネットフリックスで映画を観ました。 「メタモルフォーゼの縁側」です。 BL好きの女子高生と、偶然本屋でBL漫画を手にして興味を持った老女との交流を描いた静かな作品です。 女子高生の幼馴染の男子高校生が失恋したり、コミケに参加したりしますが、基本的にこれと言った事件は起きません。 孫のような女子高生と祖母のような老女との不思議なつながりが描かれるばかりです。  最近ホラー映画を観なくなりました。 前はあれほど好きだったのに。 今は何も起きない、静かで優しい映画を好むようになってしまいました。 私も衰えたということでしょうか。
映画

アメリカンニューシネマ

このところ5月に処方されたメイラックスという超長時間型抗不安薬がよく効いているようで、調子が良くなってきています。 他にも前から飲んでいる薬が何種類もあるので、それらとの相乗効果かと思われます。 精神病薬は偉大な発明です。 しかも近年の新薬の開発は驚くべきスピードで進んでおり、この勢いだと精神病など駆逐できるのではないかとさえ思ってしまいます。 昔「カッコーの巣の上で」という精神病棟の世界を描いた映画がありました。 刑務所での強制労働から逃れるために詐病により精神病棟に移った主人公。 これをジャック・ニコルソンが演じています。 せっかく詐病で刑務所から逃れたというのに、彼は治療なんかよりテレビでワールドシリーズを見せろと騒いだり、乱痴気騒ぎを起こしたりして、精神病棟の問題児となってしまいます。 最終盤に至って、彼は強制的にロボトミー手術を施され、ほぼ廃人のようになってしまいます。 彼を見たネイティブアメリカンで親友の男は彼を憐れんで眠りについた後枕を顔に押し付けて殺害に及びます。 そしてネイティブアメリカンの男は深夜、独りで脱走していくのです。 いわゆるアメリカンニューシネマの名作と言...
映画

28年後・・・

今朝はどうしても出勤する気になれず、午前中はベッドとお友達状態でした。   午後は少ししゃっきりしてきたので冷たい水のシャワーを浴び、卵かけご飯を食べました。 で、午後は映画を観に行きました。 観たのは「28年後」です。 「28日後」・「28週後」に続く第三作です。 理性を失い、極端に暴力的になって人を襲うというウィルスが英国で大流行。 28週後には、英国はほぼ壊滅します。 ヨーロッパ大陸の国々は英国と断交し、それどころか英国近海を警備して英国からの密入国を阻止します。 英国では本土から離れた小島でわずかばかりの集落に非感染者が住んでいます。 この集落には怖ろしい掟があります。 少年は弓矢を持って本土にわたり、感染者を何人か殺害して島に帰ってこなければならないのです。 成長儀礼です。 そのため、この物語は少年の成長譚であり、人類が絶滅しかかっている世界を描いた黙示的というか、神話的世界になっています。 ただし、あまり怖くありません。 ダーク・ファンタジー的要素が強すぎたのかもしれません。
映画

海街diary

今日はネットフリックスで「海街diary」を鑑賞しました。  妻子を捨てて別の女に走った男。 残された三人姉妹は鎌倉の大きくて古い家で静かに暮らしています。 しかしそれぞれに問題を抱えています。 三人は父親が山形で亡くなったと知り、葬式に駆け付け、そこで腹違いの妹と出会います。 中学生の妹を引き取る三人姉妹。 女の三人生活は四人暮らしに増えます。 特別なことは起きない、海沿いの町鎌倉を舞台にした静かな映画です。 ちょい役ですが、リリー・フランキーの優しくて包容力のあるあじさんの役が光ります。 特別なことが起こらないのが良い作品でした。
ドラマ

架空OL日記

ブルー・マンデーを迎えました。サラリーマンにとっても、学生にとっても一週間で最も憂鬱な日です。「架空OL日記」という映画化もされたドラマがあります。 バカリズムの脚本で、男ながらOLとして出演もしています。 某銀行におけるOLの日常が時に淡々と、時にエクセントリックに描かれます。 一話完結で、上司の悪口や他愛もない会話を楽しむOL達。 きっと現実のOLもこんな感じなんだろうと思わせて説得力が有ります。 その中で、駅から銀行に向かう二人のOLが月曜日について語り合います 「月曜日って憂鬱だよね」 「なんなら日曜日の夕方から憂鬱だよね」 「じゃあ、月曜日はお休みってことで」 「承知しました」 「でもそれだと火曜日憂鬱問題が発生するね」 「火曜日も休みということで」 こういった会話を繰り返し、ついには金曜日の午後だけ出勤ということで話がまとまります。 もちろん叶うはずが無い、勤め人の切ない願望です。 静かで特別なことは起こらない、しかし魅力的なドラマ。 人生もまた、そうなのかもしれません。 結婚や出産、親類縁者の死といった出来事があったとしても、それらは特別なことではなく、生きていれば多くの...
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