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死ぬ

今日、大好きな寅さんシリーズの、伊藤蘭がマドンナの作品を観ました。 若くて元気な寅さん、おいちゃん、おばちゃん、そしてさくらにひろしに満男。 みな若い。 若いということ、それだけで溌剌として美しい。 しかし今、寅さんも、おいちゃんも、おばちゃんも、この世の人ではありません。 映像のなかに残された元気な姿が、切なく感じられます。 おぎゃあと生まれた赤ちゃんは、少年、青年、中年の時を経て老境に至り、必ず、死んでいきます。 人間(じんかん)五十年。 人の世にいられるのは五十年だとか。 私は今52歳。 もう、それを超えています。 思えば多くの人の死を見てきました。 思い出すだけで泣けてくる父の死。 義父の死。 あまたの職場の先輩の死。 切ないのは後輩の自殺。 それらあまりに多くの死に接して、思わないわけにはいかないのが、私自身の死です。 死ぬのは怖ろしい。 しかし生きていくのも面倒だというのが、私の偽らざる心境です。 死ぬに至るには、衰えがあり、体の各地に痛みがあり、誠に苦しいことだと思います。 私は先人の死の在り様を思い、己の死が、安らかでありたいと願います。 死の問題を考えるのに、若いとい...
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犬鳴村

今日は久しぶりにホラー映画を鑑賞しました。 Jホラーの佳作、「犬鳴村」です。犬鳴村三吉彩花 かつて犬をさばいて食いつないできたという犬鳴村。 今はダムの底に沈んでいますが、その怨霊に苦しめられるお話。 本格心霊ホラーに仕上がっていて、震え上がりました。 ホラー映画を観たいと思うこと自体、私の精神が上がってきている証拠。 近頃コメディばかり観ていましたが、やっぱりホラー映画は良いですねぇ。
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コンフィデンスマンJP プリンセス編

昨夜は「コンフィデンスマンJP プリンセス編」を鑑賞しました。コンフィデンスマンJP プリンセス編長澤まさみ なかなかに面白いコンゲームでしたが、前作の「ロマンス編」に比べると、クールさが足りないというか、騙し騙されの要素が少ないような印象を受けました。 それでも十分楽しめましたので、今度は「英雄編」っを観たいと思っています。
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一度死んでみた

今日はマンションの消防設備の点検と排水管の清掃のため、休暇を取りました。 一昨日はワクチン接種の副反応で休んでいるので、今週は職場に通うのがわずか三日です。 年度末を乗り切れるんでしょうか。 甚だ不安です。 消防設備の点検も排水管の清掃も午前中に終わり、午後はコメディ映画を借りてきて、鑑賞しました。 きっついホラー映画やサイコ野郎が登場するサスペンスばかり観ていたのが、近頃はコメディばかり。 私はどうなっちゃったんでしょうね。 観たのは、広瀬すずと堤真一が親子を演じる「一度死んでみた」です。 堤真一演じる製薬会社の社長。 彼は家族を省みないワーカホリックです。 妻の死に際にも実験を続ける、製薬ヲタク。 そんな父を毛嫌いする娘。 親子関係を軸に、物語は進みます。 製薬会社では、画期的な新薬、若返りの研究を進めています。 その新薬を狙って、合併を狙う大手製薬会社。 新薬を開発する途中で、1度死んで、二日後に生き返るという薬が副産物として生まれます。 それを試すために飲んだ社長が、本当に死んでしまいます。 それを良いことに、大手製薬会社は一気に合併話を進めます。 しかし、二日で生き返るらしい...
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コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー

一人で過ごす週末。 今日はDVDを観ました。 詐欺師と詐欺師が二重三重に騙しあう、コンゲームの佳品です。 コンゲームの映画といえば、往年の名作「スティング」があまりにも有名です。スティング (字幕版)ロバート・レッドフォード 今日観た映画は、その壮大さ、スケールの大きさ、騙しが複雑に絡まっている点など、「スティング」にも劣らない出来栄えで、大いに騙され、楽しませてもらいました。コンフィデンスマンJP ロマンス編長澤まさみ 知りませんでしたが、元々はテレビドラマで、映画もシリーズ化されているそうです。 すべてを観たいと思いました。 映画の性質上、このブログでは何も語れません。 ネタバレがネタバレを呼び、さらに騙される、という趣向ですから。 久しぶりにエンターテイメントの名画を観させてもらいました。  幸せ。