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休暇

今日は休暇を取りました。 べつだん用事があったわけではありません。 私の職場では、年間20日の有給休暇が与えられます。 そして、5日以上取得する義務があります。 これを破ると、人事担当部署からきついお叱りを受けることになります。 昨年までは、20日すべてを使い切っていましたが、4月に異動になり、激務ゆえ、休暇をあまり取得できませんでした。 そこで、ぽっかりと空いた急な案件の無い今日、お休みを取ったのです。 暇を持て余して、DVDを借りました。 「真夜中乙女戦争」という映画ですが、その魅力的なタイトルゆえ、パッケージを読まずに借りてしまいました。 内容は中二病的な大学生たちが、チーム常連という黒服で身を包んだ秘密結社を作り、クリスマスの夜に東京中に爆弾を仕掛けて破壊する物語です。 チーム常連の草創期からのメンバーの大学生が先輩の女子大生と淡い恋に落ちたり、白け切っていた大学生がチーム常連への参加でやる気を出したり、いくつかの魅力的なエピソードが語られますが、映画全体として、その物語は破綻しています。 哲学的で幼稚な会話や、思わせぶりなセリフが多用されますが、それらはいずれも陳腐なものです...
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日本のいちばん長い日 

今朝は6時に起きて朝湯。 飯を食って二度寝。 至福のひと時です。 11時45分に4回目のワクチン接種の予約をしていたので、掛りつけの内科に行って、ファイザーを打ってもらいました。 前回はひどい高熱が出ました。 一応、解熱鎮痛剤を5回分もらいましたが、出番が無いといいなと思います。 帰宅して、DVDを鑑賞しました。 「日本のいちばん長い日」です。 終戦直前の、ポツダム宣言を受諾して玉音放送が流されるまでの、敗戦を望む人々と、本土決戦に固執する一部青年将校の暗闘を描いた物語です。日本のいちばん長い日役所広司 仮に本土決戦を行ったとすれば、米軍に甚大な被害を与えたであろうとは思いますが、最終的にはボロクソにやられて敗戦に追い込まれたでしょう。 総統官邸が落ちるまで徹底抗戦を続けたドイツを考えればよく分かります。 しかも本土決戦にはソ連も加わるでしょうから、北海道をソ連にとられ、わが国はドイツや朝鮮のような分断国家にならざるを得なかったと思います。 そう考えると、ポツダム宣言受諾は正しかったものと思います。 しかし、日清戦争、日露戦争、第一次大戦と、負け知らずだったわが国の歴史を思えば、本土決...
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牛首村、人はなぜ恐怖を求めるか

今朝はじつに久しぶりにJホラーを鑑賞しました。 「牛首村」です。 kokiが主演していることで話題になりました。 監督は清水崇。 名作「リング」の監督です。 本格のJホラーでした。 双子は畜生腹と言われて忌み嫌われる村。 ここでは7つになると、双子の一人を神様に返すと称して深い穴に放り込んでしまいます。 いっそ首でも掻き切ってくれれば、楽に死ねるのに、双子の片割れの死体がごろごろしている穴に放り込んで餓死させるとは残酷です。 kokiは主演ということで、大活躍を見せます。 ホラーと美少女は相性抜群。 恐怖シーンもたくさんあって、出血大サービスといった感じです。 ホラー映画だったりお化け屋敷だったりジェットコースターだったり、人、特に若者はそういう怖いものが大好きですね。 夜の闇や猛獣が恐怖の対象で、常に恐怖心を持っていたであろう原始人。 原始人の記憶が私たち現代人にも存在して、恐怖を求めるのかもしれません。 私は最近コメディを多く観るようになりましたが、やっぱり恐怖映画は良いですね。 映画に引き込まれます。 夏のひと時、上質なホラー映画を鑑賞できたことは、私の喜びとするところです。牛首...
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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

近頃ブログの更新が減ってしまいました。 異動して仕事が多忙を極めているせいか、あるいは精神の衰えか。 DVDもコメディばかり観るようになりました。 年を取ると趣味嗜好が変わるのでしょうか。 今日は「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」という作品を鑑賞しました。 妻は落武者風だったり、ワニに食われていたり、様々な趣向を凝らして死んだふりをしています。 そのエキセントリックな行動は観るものを混乱させます。 しかしその底には、幼い頃に母を亡くしたという強烈な経験があります。 寂しくて泣いてばかりばかりいる父を笑わせるために取った行動が、大人になっても抜けないのです。 妻が死んだふりをする以外は、新婚夫婦の何気ない日常が静かに語られます。 変わったことは何も起きない、日常。 その日常は、人間の幸福というものを考えさせられます。 妻はなぜか、昼間でも、よく「月が奇麗ですよ」という言葉を発します。 戸惑う夫。 しかし妻の実家で、文学の参考書をみて、その意味を悟ります。 夏目漱石が、「I Love You」というセリフを「月が奇麗ですね」と訳したことを知ったのです。 日本人らしい、奥ゆかしい...
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コンフィデンスマンJP 英雄編

土曜日の朝、DVDを鑑賞しました。 観たのは「コンフィデンスマンJP 英雄編」です。コンフィデンスマンJP 英雄編長澤まさみdism「Anarchy」  以前、「プリンセス編」を観て、本格的なコンゲームの映画で、大変面白かったので、「英雄編」を是非観たいと思っていたのですが、DVDがレンタル店に無かったため、待っていたのです。 昨日、「英雄編」が新作のコーナーにあって、待望の鑑賞となりました。 騙し騙される詐欺師たちの映画。 一緒に仕事をする詐欺師はいても、仲間はいません。 コンフィデンスマンは、裏切っても構わないし、仲間でもない、ということになっているようです。 現に今作でも、詐欺師が詐欺師を騙し、騙されるという趣向になっています。 今作も、前作に劣らない、見ごたえのあるコンゲームを繰り広げていて、楽しめました。 土曜日の午前中は、同居人は車椅子生活で施設に入った義母の通院の付き添いで、毎週留守にします。 だからこそ、午前中、DVDを鑑賞できたというわけです。 義母はすっかり衰えてしまいました。 こうやって、人は老いていくのですね。 必ずくる自らの老いが、今から怖ろしくてなりません。
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