
総選挙
AKB48という少女アイドルグループの人気投票が、昨日のニュースで大々的に取り上げられていました。 それがご大層に、総選挙、なんだそうで。 なんでも新曲のCDを買うと投票券が一枚ついていて、贔屓のアイドルに投票できるのだとか。 なにがなんでも贔屓のアイドルの順位を上げたいと、一人で5000枚も同じCDを購入する猛者も現れたとか。 CDを売りたいのはわかりますが、なんだかアコギなやり方です。 CDシングルの一週間での売上が日本一を記録したそうですが、それは楽曲に対する評価ではなく、アイドル・グループに対する評価ですらありません。 自分が好むものを他人にも好んでほしいという、自我の拡大みたいなもんですかねぇ。 やくみつる氏は、リアルな世界に帰ってこい、AKB48のメンバーは良い子ばかりだけど、リアルにつきあえる相手ではないのだから、と仰っていました。 野暮ですねぇ。 そんなことはアイドルオタクだって百も承知。 百も承知で、はかない若さという時分の花に酔っているのでしょう。 酔いというのはいつかは醒めるもの。 醒めてみて初めて、過去の自分の行為が愚かだったと後悔するでしょう。 そのためには...