精神障害

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超長時間型抗不安薬

前回の精神科の診察で処方されたメイラックスを飲むようになってから、調子が良いようです。 この薬は超長時間型抗不安薬と呼ばれ、丸2日くらい効果が持続します。 これを毎晩飲むことによって血中濃度が安定し、優れた効果を発揮するわけです。 通常の抗不安薬は6時間から半日程度しか効かず、お酒に近いと医師は言っていました。 いわば酔っている状態が不安を消すというわけで、これはお酒を呑むと心が落ち着くのと一緒です。  メイラックスは効き目がマイルドで長く効くので、通常の抗不安薬から置き換える時によく使われるそうです。  しかし私はメイラックスの他にガツンと効くけど半日も効果が続かないアルプラゾラムという薬も服用しています。  これは何年も飲み続けていておそらく依存していると思われるので、少しずつ減らしていく作戦です。 メイラックスで普通の精神状態を保てればこんなに喜ばしいことはありません。 私の目標は普通の精神を得ることなのですから。
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言うは易く

寒風吹きすさぶ週末。 襲い来る年度末のハード・ワークの予感に打ち震えています。 そんな中、昨日、四週間に一度の精神科の診察に行ってきました。 年度末であれば落ち気味になるのは仕方ない、失敗しても自分を責めず、日々を淡々と過ごすように言われ、薬は今までと同じ処方となりました。 人間、言うは易く行うは難いもの。 そんな風に自在に心を操れれば、精神科医など存在し得ないでしょう。
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限界

年末年始の休みが明けて月曜日から金曜日まで怒涛の一週間を過ごしました。 昨年の6月17日から始まった二つの部署の責任者という立場が変わらず私を苦しめています。 この3連休もなんだか忙しなく過ごしました。 土曜日は精神科の診察、日曜日は散髪、今日は先月購入した新車の一か月点検がありました。 どれも大して時間はかかりませんが、完全フリーの休日とは微妙に異なります。 億劫と言いましょうか。 よく一か月1,000キロと言いますがが、今日で958キロ。 どうでも良いことですが、1,000キロに少し届かなかったのが悔しくもあります。 精神病というか、精神病のなかでは軽い部類とされる神経症の世界では、忙しくなってきたと思った時が治った時、という言葉があります。 それならとっくに治っているはずですが、寛解はしても完治が無いのが双極性障害です。 それに双極性障害は統合失調症と並ぶ二大精神病とされ、単なるうつ病や神経症とはその重さが異なります。 以前、直属の上司に私の精神状態が悪化していることを伝え、人を付けるか私を異動させるかしてくれ、と話したことがあります。 その後無しの礫なので、明日は人事権のあるお...
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双極

昨夜、「双極性障害の診かたと治しかた」という薄い入門書を読みました。 おそらく精神医学の初歩的な内容で、医大に入って間もない学生向けと思われます。 双極性障害について詳しく述べられ、かつて私が通った道が鮮やかに思い起こされました。双極性障害の診かたと治しかた寺尾 岳星和書店 うつ病や適応障害はすっかり有名になり、よくある疾患とされるようになりました。 うつは心の風邪、と言った方がいましたが、風邪のように一週間かそこらで治るものではなく、早くても半年くらいはかかるので、うつは心の複雑骨折と言ったほうがよいかもしれません。 それに比べて統合失調症と並ぶ2大精神病とされる双極性障害はうつよりも圧倒的に患者が少なく、まだ世間に十分認知されているとは言い難い状況です。 患者が少ないということは症状に悩む当事者も家族も少ないはずで、本を書いても大して儲かりません。 「躁鬱大学」という当事者によって書かれたエッセイのような物を読んだことがあります。 でもピンと来ませんでした。 そもそも私はⅡ型で、著者がⅠ型らしいことが原因と思われます。躁鬱大学―気分の波で悩んでいるのは、あなただけではありません―(...
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精神病薬

昨日は4週間に一度の精神科の通院日でした。 二か月前に処方されたトリンテリックスという新しい抗うつ薬が効いているようで、憂鬱感や不安感が少し和らいだこと、膨大な仕事を目の前にして何から手をつけてよいか分からなかったのが、一つ一つ片づけようという気分になったことを話したら、精神科医は喜んでくれました。 もう一つ、これは言いたくない話です。 私は20年以上前から高血圧と高コレステロールのため内科に通っているのですが、ある時お酒を呑まないと寝つきが悪い、という話をしたところ、内科医からお酒を呑むくらいなら睡眠導入剤を飲んだほうがよいと言ってマイスリーという薬を処方され、毎晩飲んでいることです。 本来睡眠導入剤は精神科の領域ですし、マイスリーという薬、癖になるとかで、あまり評判が良くありません。 精神科でそのことを言ったら叱られ、服薬を禁じられるかもしれないと怖れていたのです。 しかし精神科医、「あ、良いですよ。それよりアルプラゾラム(抗不安薬)を切りたい」と言いました。 ほっとすると同時に、抗不安薬を止めるのは何としても避けたいと思って、「抗不安薬を飲まないと日常生活に支障を来す」  と泣き...