精神障害

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精神障害

振り返り

今日は三週間に一度の精神科の診察でした。 自覚的には完治していると思っていますので、「今、特に不安なことや憂鬱なことはなく、躁状態も5年くらい起きていない」と言ったところ、なんだか振り返りみたいな話になってしまいました。 主治医はひとしきり、職場の組織改革に伴う激務から適応障害を発症し、半年の病気休暇の後、今の職場に異動し、順調に回復していたのにパワー・ハラスメントに遭遇、弁護士を立てて謝罪と損害賠償を勝ち取るも、そのためにエネルギーが枯渇して再び病に倒れ、9か月に及ぶ再度の病気休暇、そしてリワーク・プログラムを経て復帰し、その間職場で事務体制の見直しなどを乗り切って、四年目に入って初めて成績率が「優秀」と認定されたことを回想しました。 その間、強制入院も考えたとか。 「この10年、とびおさんの人生は小説のように波乱万丈でしたねぇ」 と、言った後、 「あ、でも、書いてはいけませんよ。とびおさんは書きはじめると躁転してしまう可能性が高いですから」 と、精神科医らしい忠告を付け加えることを忘れませんでした。 確かにここまで回復するのは容易なことではありませんでした。 失われた10年とでも言...
精神障害

減薬

今日は久方ぶりの診察がありました。 私が仕事は順調であり、仕事のストレスはもはや感じておらず、自分の担当は私のラインにいる職員を使って上手にこなしていることを話したところ、精神科医は減薬を提案してきました。 最大4錠飲んでいた抗うつ薬のリフレックスですが、時間をかけて減らし、現在2錠。 それを1錠にしてみたらどうだろうか、と言うわけです。 私に否やのあろうはずがありません。 減薬を承諾しました。 ただし、双極性障害を患う私にとって、怖ろしいのは躁状態。 うつ状態はひたすら体が動かなくなるだけで、他人に迷惑をかけることはありません。 しかし躁状態に陥ると、喧嘩っ早くなり、暴力的になり、さらには浪費を繰り返す怖ろしい状態になります。 そうなると、意志の力ではどうにもならないのです。 したがって、一日4錠飲んでいる抗躁剤は、減薬の対象になることはありません。 また、日々の緊張や不安を取り除く抗不安薬も減ることはありません。 ただし、抗不安薬は日常的に飲む薬ではなく、不安が強い時、一時的に飲む伝家の宝刀のような薬で、飲まないまでも、常時ポケットに入れてあるというだけで、私の不安を柔わらげます・...
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憂鬱

今朝の首都圏は馬鹿に涼しいですね。 気温は22~23度くらいでしょうか。 昨夜はエアコンをかけずに寝ましたが、寝冷えしたのか、くしゃみが止まりません。 明日のマンション管理組合の理事会、来週末から3泊4日の高地出張などを思うと、なんとなく憂鬱です。 なかなか晴れ晴れした気持ちで日を過ごすことができません。 定年退職して悠悠自適の生活を送る先輩や義父がうらやましいですねぇ。 今の高齢者はきちんと年金をもらえますが、私が高齢者になる頃は、定年は65歳で年金支給開始は70歳になっているでしょうねぇ。 わが国の人口比がいびつになり、若者が減って年寄ばかりになるのだから、当然と言えば当然です。 しかし先進国だの経済大国だのと威張ってみても、国民の生活はお寒いかぎりです。 たしかに日本人は毎日ごちそうを食い、多くの電化製品に囲まれ、車も持って、豊かであることは間違いありません。 そうはいっても、常に老後への不安を抱えながら生き続けるというのは、不幸なことでありましょう。 この上は、年金はもらえないものと覚悟して、貯金に励むしかなさそうです。 結局最後の最後、頼りになるのは金ですからねぇ。 憂鬱感が...
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教訓

今、17時。 平日のお休みの今日、早くも風呂に入り、相撲をテレビ観戦しながら冷蔵庫にあった塩辛などをつまみに焼酎のロックをやっています。 普段ならまだ働いている時刻に、体を清めて焼酎を飲むなんて、夢のようですねぇ。 思えば長期病気休暇を取っていた頃は、いつも腹の底に巨大な黒い塊が沈んでいるような重たい気持ちで、お休みを楽しむという気分には到底なれませんでした。 そもそも一日24時間のうち23時間くらい横になっていたので、日々をどう過ごしていたのか記憶が曖昧です。 だからこそ出勤禁止の診断書が出たわけですが。 同居人の職場には、精神障害で長期病気休暇を取っては2か月ばかり出勤し、また病気休暇を取る、ということを繰り返している中年女性がいるそうですが、どこの病院に行ってももう治っているから診断書は書けないと言われ、生きるためにやむなく復帰したものの、全く何もしないため、庭掃除を命じられたという信じがたい話を聞きました。 どうも若い旦那がドリーマーで収入が無く、幼子を養うために辞めるに辞められない、という事情があるようです。 病気休職を取っている間は、給料の8割が支給され、しかも3年間は病気...
精神障害

人生色々

7月1日の人事異動で、信頼していた後輩2人が職場を今日で去ることになりました。 誠に残念ですが、サラリーマンをやっている以上、辞令という紙きれ1枚でどこへでも行かなければなりません。 切ないですねぇ。 その切なさに倍加して、私より10近く上の先輩が、今日から病気休暇に入りました。 上司にずいぶん叱られているのを知っていましたから、そのストレスが原因なのではないかと推測します。 病名は分かりませんが、もしうつ病を発症したのだとしたら、これから何年にも渡って苦しむことになるでしょう。 同病相哀れむと申します。 経験者の私にとって、このような事態を見るのは、しんどいことこの上ありません。  一応、一か月程度の病気休暇ということですが、一か月で職場復帰するのは極めて困難であることは私自身がよく知っています。 休んでいてもふがいない自分を責め、心が休まらないことは、経験者として痛いほど分かりますから。 社会制度というもの、多くの人が幸せに生きられるように出来ているはずですが、近年、精神的に参ってしまい、うつ病などの精神障害で長期の病気休暇を余儀なくされる人があまりにも多いような気がします。 その...
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