精神障害

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セクハラ先生

京都学園大学の61歳の男性准教授が度重なるセクハラで懲戒解雇されたそうですね。 いい年をして、お盛んですねぇ。 私は学術行政の仕事をしており、様々な国立大学や国立研究所で勤務してきましたが、セクハラよりもパワハラよりも、アカデミック・ハラスメントの問題を多く見てきました。 アカデミック・ハラスメントは教授や准教授が大学院生や非常勤講師に行う暴言などで、学術の世界は極めて狭く、同じ分野の教員とは一生の付き合いになることから、常勤の職を持たない研究者は、学界の大御所や先輩に嫌われて常勤の職に就けないことを怖れ、多くは泣き寝入りしてしまいます。 一方学術行政を担う事務職員は、上司といえども頻繁に人事異動があり、大きな世界であることから、ちょっとした暴言などでもすぐにハラスメント防止委員会などに訴え出ます。 それを知っている管理職は可哀そうなほど委縮して、部下の顔色をうかがうような状況が現出しています。 私自身、このブログでたびたび紹介したとおり、研究者である職場のトップから度重なる暴言を受けて精神に変調をきたし、弁護士を立てて公文書による謝罪と損害賠償を求め、それは認められました。 私の完全...
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三週間ぶりの診察

今日は精神科の診察に行って来ました。 朝はいつも憂鬱ながら、仕事に行ってしまえば目の前のことに気をとられて憂鬱を忘れる、という話をしたら、主治医は「それは精神障害の症状ではなく、サラリーマンなら誰もが経験する普通のことです」との嬉しい診断が。 自覚的にはもう治っているような気分ですが、薬を突然止めるのは危険なので、今日もいつもの薬が処方されました。 そろそろ診察を月に一度にしてもいいかなと思っています。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
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3年

早いもので今日で1月も終わり。 今週末は春のような暖かさだとの予報が飛び込んできました。 3年前の2月1日、当時双極性障害で長期病気休暇中だった私は、ようやっと病快方に向かい、職場復帰を目指して厚生労働省所管の千葉障害者職業センターにリワーク・プログラムに参加したのでした。 2月から4月半ばまで。 基礎体力をつけるため、毎朝ウォーキングをするのですが、凍えるような寒い日もあり、ぽかぽか陽気の日もあり、季節の移ろいをあれほど感じた日々もありませんでした。 12週間のプログラムを無事に終え、2010年5月1日に職場復帰。 その後は順調に出勤し、仕事をこなしています。 今思えばけっこうハードなプログラムでしたね。 ハードなプログラムに耐えられなければ職場復帰しても再発してしまう怖れがあるということなんでしょうねぇ。 ハードなプログラムながら、同じような病気を抱える様々な世代の人々との交流は楽しくもありました。 今でも一部の人とは時折会っています。 そうかと思えば再発を繰り返している人や音信不通になってしまった人もいます。 同じような病気と言っても、病後の容体は様々です。 今元気に働けて、ある...
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三週間

今日は疲労回復のため、一日家でごろごろしていました。 ただ、三週間に一度の診察日だったため、車で15分ほどの精神科クリニックに夕方行ってきました。 朝はいつもひどく憂鬱だけれど、職場に行ってしまえば怒涛のような仕事をてきぱきとこなし、帰る頃には軽い高揚感がある、と言ったところ、主治医は考え込んでしまいました。 朝憂鬱というのはうつ状態の典型的な症状。 高揚感があるというのは躁状態をうかがわせます。 とりあえず安定して出勤できているということで、薬は変わらず、また三週間後に診察ということで落ち着きました。 私は障害者自立支援法で「重度かつ継続」の認定を受けており、診察代も薬代も1割負担で済んでいます。 2年ごとに更新ということで、その診断書が用意されていました。 これを千葉市の保健福祉センターに提出し、審査を受けるわけですが、2年前と違い、今回は認定されるかどうか微妙なところです。 診断書には「近年は安定しているが、気分の動揺が見られる」ことを理由に「重度かつ継続」が相当であると書かれていましたが、診断書の他に納税証明書を提出しなければなりません。 2年前は長期病気休暇明けということで年...
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難民キャンプのメンタル・ヘルス

シリアの内戦に伴う難民キャンプで、子どもの精神状態が危機的状況に追い込まれているようです。 国連人道問題調整室の調査によれば、トルコ領内にある難民キャンプでは、子どもの半数がうつ状態にあり、三分の一がPTSDの状態にあるそうです。 これは容易に想像がつきます。 目の前で親や友人が殺され、自分も命の危険にさらされながら、命からがら逃げ込んだわけですから。 当然、突如押し寄せた大量の難民に十分な物資が行きわたるはずもなく、窮乏生活を強いられ、明日をも知れぬ身であれば、精神を安定させるほうが困難になるでしょう。 戦争と精神障害の研究は第一次大戦の頃から始まったようですが、それが特に注目されるようになったのはベトナム戦争がきっかけでしょうね。 それにしても昔、戦国時代などを生きた下級武士や地侍などは、どうやって精神の安定を保ったのでしょうね。 あまり時代劇などで戦争の悲惨さゆえに精神をおかしくするという武士は登場しません。 しかし、昔の戦争は今と違って基本的に白兵戦であり、目の前にいる敵を刺したり切ったりして行うわけですから、返り血は浴びるは、敵の苦悶の表情を間近に見るは、それはそれは精神に悪...
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