精神障害

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OB会

昨夜はリワークのOB会がありました。 久しぶりに見る面々は、綱渡りのように毎日の勤務を続ける緊張感から私を解放してくれました。 リワークに入所したのが去年の2月1日。 ちょうど一年たったんですね。 順調に復職した人、退職して次の仕事に就いた人、リハビリ出勤が続いている人、さまざまです。 朝、今日は休みたい、と思ったとき、彼らの顔を思い浮かべ、辛いのは自分ひとりではない、と考えると、とりあえず出勤しよう、という気持ちになります。 ありがたいことです。 同病相哀れむという言葉がこれほどしっくりくる関係性もないでしょう。 次回は7月末の予定です。 それまで元気に出勤したいものです。
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初診察

昨日の夕方、今年初めての診察がありました。 調子が悪いときは診察日が待ち遠しく、話したいこともたくさんあり、時間もかかるのですが、このところまずは順調なので、とくに話すこともなく、雑談のようにして、それでも十分くらいは診てもらいました。 薬は変化なし。 もう一年ちかく、薬の調整は行っておらず、今の処方があっているのだろうなと思います。 障害者自立支援法の認定が今年3月で切れるので、更新のための診断書をもらいました。 今日行ったら、早手回しに所定の用紙に更新のための診断書が用意されていました。 親切な主治医です。  現在、双極性感情障害という病名で、認定は重度かつ継続、自己負担は月1万円を上限として治療費の1割です。 障害者自立支援法の適用を受けなければ、3割負担になりますので、ずいぶん助かっています。 これら各種福祉制度を支えてくれている納税者のみなさんに感謝します。↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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ご隠居

私が最初にうつ病を発症したのは、平成16年の4月でした。  就職して14年目のことです。 私はそれまで、自分はストレスに強く、うつ病になど絶対に罹患しない、という変な自信みたいなものを持っていました。  それが愚かな思い込みであることを痛感させられました。  平成16年は服薬しながら一年間出勤しました。 出勤前に泣き、帰りの車の中で泣き、体は石のように重く、それまで難なくこなしていたあらゆる仕事が、極めて困難なものに感じられました。 それでも、病気休暇をとるという考えは浮かびませんでした。 それで病状を悪化させたのだと思います。  翌平成17年の8月から平成18年1月まで休んで職場復帰しました。 休んでいる間も、自分が休んでいることで同僚が迷惑している、自分は嫌われている、という激しい自責の念が消えることはありませんでした。 希死念慮も強く、リビングをぐるっと見まわしては、どこに縄をつるそうか、と考えることがしばしばでした。 平成18年4月に今の職場に異動してきて、最初は好調だったのですが、12月28日から7月24日まで、繰り返し上司から暴言を受け、またおかしくなってしまいました。 し...
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診察納め

今日は今年最後の診察でした。 主治医から、「リワークに三ヶ月通い、復職、時短勤務一ヶ月を乗り切ってフルタイムで7ヶ月、本当によくがんばりました。復職してもすぐ通えなくなる人が多いなか、立派なことです」 と、褒められて、泣けてくるほどうれしく思いました。  私の主治医は人情の機微がよくわかっているな、と思います。 人を貶してそれを叱咤激励の意図だなどと寝言をぬかす私の職場のトップに聞かせてやりたいものです。 豚もおだてりゃ木に登る。 部下はおだてて良い気持ちにさせて使えば、自在に操れるものを。 もったいない話です。  今後の課題は減量です。 精神病薬の副作用か、中年太りか、あるいはその両方か、就職したときより20キロ増えてしまいました。19年で20キロ。 もう19年前とは別人です。 お腹って、邪魔なんですね。 太って初めて知りました。 靴下をはくときや、足の爪を切るとき、邪魔なんです。 新鮮な驚きでしたが、驚いてばかりじゃいけません。 原状復帰を目指します。↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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小便で洪水?-精神障害ー

私は平成16年に精神病を発症して以来、精神障害者の自助グループで、じつに様々な症状を持った当事者に会ってきました。 病名はうつ病であったり統合失調症であったり双極性障害であったり社会不安障害であったり、色々ですが、共通しているのは、医学の力を借りなければこの世をまともに生きていくことが極めて困難であると感じていることだったと思います。 ある症状の当事者を私は滑稽な悩みだと思い、きっとその人は私の悩みを滑稽だと思ったでしょう。 しかしそれでも自助グループに来るのは、滑稽に見えながら、当事者は真剣に苦しんでいることが分かり、自分のことはさておき目の前のこの人の苦しみを軽減してあげたい、と心底思うからです。 16世紀ヨーロッパの精神病の症例集に、滑稽というも哀れな症状の患者が例示されています。 小便をすると自分の尿で町中が洪水になると信じ、小便を我慢している男の話です。 医者は神父や町長ら町の有力者を呼んで、彼の小便で洪水が起きるはずがないことを懇々と説明しました。 しかし彼は頑として納得しないのです。 そこで医者は一計を案じ、町に大火災が起きたことにして、町の警報をすべて鳴らすと、例の男に...
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