精神障害

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不老不死

私は友人を二人、自殺で失っています。 一人は私より一つ年上で、精神病患者の自助グループのリーダーを務めていた人です。 タイの女性と付き合っており、結婚話が出ているとかで、一時帰国した彼女を追ってタイに行き、二週間後、帰国したら錯乱状態で即入院。 そのまま精神病院の隔離病棟で亡くなりました。 統合失調症を患っていましたが、薬がよく効いて元気で、頭脳明晰でした。 彼とは酒を飲んだりカラオケ屋で騒いだなかだったのに、どうしてなんでしょう。 もう一人は私より三つ年下の職場の後輩で、とくに持病はありませんでした。 10年も前になりますか。 忙しい年度末決算のさなか、突然無断欠勤し、翌日、警察から連絡があって、某温泉旅館で自殺していたのが見つかったそうです。 彼とは一緒に出張に行ったりした仲だったのに、どうしてなんでしょう。 今日は先に紹介した自助グループのリーダーだった方の命日です。 人間は致死率100%。 放っておいても死ぬものを、わざわざ自分で死ななくても、と思いますが、そういう独特の心理状態に陥ると、自殺ということが、極めて魅力的に思えるのでしょうね。 あらゆる困難や苦痛からの完全なる脱却...
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光トポグラフィー:精神科の新しい検査

最近、精神病の診断に、光トポグラフィー検査というのが使われるようになったことを知りました。 従来、統合失調症であれ、うつ病であれ、双極性障害(躁うつ病)であれ、医師の問診によることが多く、内臓の病気のように血液検査などの客観的な数値を見ることはありませんでした。 これが客観的に数値化できるとなると、早期発見にもつながるし、誤診を防ぐことも可能かと思います。 大脳を使ったときに脳の血液量がどのように変化するかを近赤外光を頭部にあてて観察するそうです。 例えば、「い」で始まる言葉を思いつくまま言ってください、と患者に命じます。 「い」で始まる単語を考えると、大脳が活発に働きます。 すると、通常、以下のような血流が見られるそうです。 ●健常者:課題が始まると大脳がすぐに反応して血液量が急増。課題に答えている間中、血液量は高いレベルを維持する。 ●うつ病:すぐに反応するものの、血液量はあまり増えない。 ●躁うつ病:課題が始まってからも血液量がなかなか増えない。 ●統合失調症:血液量が十分に増えない、増加、減少のタイミングが良くない。 東京大学医学部附属病院ではこの検査を今年の2月から開始し、う...
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折り返し

最近、身近にいる同世代と、疲れやすくなったとか、物忘れが始まったとか、あるいはもっとはっきりと、健康診断でひっかかって治療を受け始めたという話をするようになりました。 40代になると、どこかガタがでるのでしょうね。 お相撲さんも野球選手も、40歳で現役という人は稀ですし。 人間80年だとすれば、ちょうど折り返しですね。 体の不調だけではなく、若い頃思い描いていた将来像に近づけたか、到底無理か、という人生設計みたいなものを見直す必要に迫られてきます。 無限の可能性があるかに思われた自分の未来が有限であることに嫌でも気付かされます。 そしてその先にある死というものを、なんとなく意識するようにもなりましょう。 現代の日本人は、衣食住に困っている人は少数だと思います。 もちろんホームレスという人々もいますが、社会資源を上手に使えば、食うにも寝るにも困るということはあまりないのではないでしょうか。  衣食住が足りると、次に何を求めるかといえば、心理学者のマズローが広めた自己実現という概念でしょうね。 仕事をばりばり頑張って社長を目指すのが自己実現だという人もいれば、趣味の盆栽に没頭するのが自己実...
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診察

今日は夕方5時から診察がありました。 このところ安定しているので、あまり話すこともありません。 今までどおり、ペースを乱さず出勤してください、とのことでした。 パワーハラスメント事件で急激に落ち込んでうつ状態となり、要求が通って躁転し、劇躁状態を乗り越え、リワーク参加から復職して今日にいたるまで、辛抱強く付き合ってくれた精神科医には感謝です。 まだ減薬にはいたりませんが、のんびりと進んでいこうと思います。
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だるい

今日はなんだか体が重いです。 体の重心が足首にまで下がってしまったような。 歩くとふらふらします。 座っていても、冷汗がでます。 健康な人の疲労感は、疲労を感じさせてやる気を失わせることによって、休息をとろうと思わせる正常な働きですが、異常な疲労感は病的なものです。 糖尿病も腎不全も肝不全も、強い疲労を感じると聞きます。 私はうつ病を発症したとき、しばらくはほとんど立ちあがることすら億劫な状態が続きました。 それでも無理をして働き続けたため、病状を悪化させ、長期の病気休暇を取得せざるを得ない状況に追い込まれたのでした。 そのため、疲労感には敏感にならざるを得ません。 疲労感はうつ状態へのサインである可能性があるからです。 今日のこの疲労は一週間の疲れが出ただけだと思います。 それに、私はもう無理はしません。 隔週土曜日に診察を受けていますし、処方された薬も飲んでいます。 とりあえずあと半日、だらだらと仕事をしましょう。 明日、明後日はお休みですから。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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