仕事

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来し方行く末

急ぎの仕事がなく、ぼんやり過ごすことが多くありました。 そんな時頭をよぎるのは、来し方行く末のこと。 34年間、国立の研究施設で事務職として働きました。 仕事は大して面白いものではなく、なんとなくこなしてきました。 一時パワー・ハラスメントの被害にあって、精神病を患い、治療は今も予防的に続いていますが、まぁまぁ働いてきたつもりです。 それなのに年を取って何事も億劫になったらしく、手を動かす仕事が面倒でなりません。 しかし私は兵隊に過ぎず、指揮を取る立場にはありません。 手を動かさなければ単なる働かないおじさんになってしまいます。 昔のような馬力は無くなり、仕事を前に立ち尽くす初老の男がいるだけです。 あの時こうしていれば、という後悔は山のようにありますが、私はただ安定だけを求めてこれまで生きてきました。 人は毎日小さな選択を重ねて生きています。 お昼に何を食べようか、どの服を着ようか、小さな選択の連続です。 その選択の結果として、今の私が在るわけです。 それは間違いだらけだったのではないかと、今になって思います。 私よりも2歳上の先輩は2年前に早期退職しました。 「若返りたい」という不...
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片隅

60歳まであと4年、65歳まであと9年となりました。 61歳から役職定年を迎えてヒラだかパートだかになり、給料はフルタイムでも3割減。 まだ遠い先の話だと思っていた還暦が近づいているのを感じます。 しかし4年前を振り返り、このブログで4年前何をやっていたかを読んでみると、4年とはとても長い年月だと感じます。 まして9年なんて。 過ぎてしまえばあっという間とか申します。 それはそうなのでしょうけれど、これからの4年なり9年なりは気が遠くなるほどの長さです。 多くの先輩が定年を迎えて辞めていきました。 最近の先輩はパートなどで何年か職場に残りますが、65歳まで勤める人は稀なようです。 私が60歳を迎える頃、業界の常識はどうなっているのでしょうね。 65歳まで働くのが普通になっているのか、人それぞれなのか。 私は元気ならばと言う条件付きで、65歳まで働いても良いと思っています。 人間はどこまでいっても社会的生き物。 社会の片隅で、お役に立てれば有難いと思います。
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偉い人

職場の上司が体調不良で3日間休んでいます。 風邪だと言っていたので、放っておいたら、さらに上の職階にある偉い人から報告が無いと叱られてしまいました。 無断欠勤でもないし、重篤な病気でもなく、ただの風邪なのに。 3日は風邪にしては長いですが、あり得ないことは無いと思います。 あんまり偉い人にはなりたくありません。
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国家的詐欺

今日は職場が電気系統の点検のため、一斉停電するとのことで、臨時特例特別休暇といういかめしい名前の休暇でした。 しかし空はどんよりと曇り、気温も低く、そのせいかくしゃみが止まらず、パブロン鼻炎カプセルを通常の倍の量飲んでしのぎました。 出かける気にはなりません。 お昼に近所の中華屋に行き、その後食後の珈琲を飲みに喫茶店に寄り、夕飯の買い物をした以外は家からでませんでした。 世間では今日は普通の月曜日ですが、私はお休み。 しかし世間が動いていると、何となく落ち着きません。 仕事に行きたいとは思いませんが、34年間に及ぶ長いお勤め生活のせで、習い性となり、職場に行くのが当たり前になってしまっていたのですね。 怖ろしいことに奴隷根性が沁みついているのに、自分が奴隷だと気付かなかったわけです。 ご赦免船がやってくるのは60歳のはずでした。 しかし近いうちに定年年齢は65歳に引き上げられるとか。 国家的詐欺ですね。 でも仕方ないのです。 少なくても収入を得なければなりませんから。
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老兵

勤労意欲の無さに苦しんでいます。 元々仕事は嫌いですが、嫌いなものはさっさと片づけて楽になろうという意味での意欲はありました。 50歳を過ぎた頃からでしょうか。 仕事を後回しにするようになり、いつもギリギリまで手を付けないのが当たり前になってしまいました。 じつはそういう人は結構いて、使えないおじさんだと馬鹿にしていました。 自分がそうなるとは思っていませんでしたが、人に起こることは自分にも起こるというのが一面の真実であるならば、私がそういう年になったということでしょう。 思えば出世とは縁のない社会人生活です。 ヒラでこそありませんが、一生ソルジャーです。 年功序列というのはじつは結構良い制度で、年とともに給料が上がれば結婚や出産も考えることができます。  また、地位が高くなれば手を動かす仕事は減り、会議に出て意思決定に参加したり、部下に指示を出すことが主になります。 人間年をくえば何事も億劫になりますが経験は積むので判断に適してきます。 それらが年功序列の良いところ。 しかし私のように、人生の一時期、病気で休職を繰り返すと、年功序列の恩恵に与れなくなります。 常に最前線で若い者の足手...
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