仕事

スポンサーリンク
仕事

明治の洋館

学士会館での会議は事務方のシナリオどおりに進み、2時間かかる予定が、1時間ちょっとで終ってしまいました。 2時20分に片付けを終え、3時半には帰宅できました。 なんだか得した気分。 学士会館は明治19年建築の古い洋館です。 天井が高く、コンクリートではなく石で作られた頑丈な建物で装飾も豪華。 清掃も行き届いていて、古いのにぴかぴかです。 学士会館といい、東京国立博物館といい、明治期に建てられた洋館は、古くなってもそれがかえって風格を与え、居心地が良いですね。 それに比べて、高度成長期に建てられた団地などは、わずか50年ほどで見るも無残なぼろ家になってしまいます。 早く建物を作って復興を成し遂げる必要があったのでしょうが、それにしてもお粗末です。 建築史上、戦後数十年は最悪の時代かもしれません。 戦後ぼろくなったのは、ひとり建築だけではありますまい。 パワーエリートというべき教養が深く、人間の幅が大きい人物が見当たらなくなってしまったような気がするのは、気のせいでしょうか。 私が思うに、受験戦争だとか、詰め込み教育だとかが批判をあびた影響が大きいように思います。 受験が厳しいのは昔からで...
仕事

一週間

今週も金曜日の夕方を迎えました。 無事5日間、出勤できました。 まずは感謝。 5日間というのは短いようで長いですねぇ。 5日の間には、いやなこともあり、面倒なこともあり。 嬉しいことや楽しいことというのはまずありません。 だからこそ、週末が楽しみになるわけですねぇ。 私の職場にスイスから研究員として滞在しているF氏によれば、ユダヤ教徒やキリスト教徒は日曜日に労働してはいけないんだそうですね。 神様が決めた安息日だからだそうです。 厳密には、収入を得るための仕事だけではなく、料理や洗濯などの家事労働もご法度だとか。 まあ、あまり厳格に守っている人は少ないようですが。 厳格に守っている人は、金曜日のうちに土日食べる分を用意しておくそうです。 なんだか面倒くさいですねぇ。 日曜日には商店もすべてお休みだそうですが、警察や鉄道関係者は働いているのだから、おかしなものです。 また、遊びに出掛けるのは労働ではなく、安息と解され、構わないそうです。 所変われば、で、わが国では土日に自主的に出勤して働くことを尊ぶような風がありますね。 自己を犠牲にして会社のために尽くす立派な行為ということのようですが...
仕事

ブルー・マンデー症候群

月曜日が憂鬱なのは、サラリーマンでも学生でも幼稚園児でも、土日がお休みで月曜日から金曜日までは一定時間拘束される者に共通の現象でしょう。 月曜日は世界共通で最も自殺者が多く、また、心身の不調を訴える者が多い日です。 ブルー・マンデー症候群とか、わが国では日曜日の夜から憂鬱になることをサザエさん症候群とか言いますね。 私も職場の組織改革のとき、それをもろにかぶる部署にいたため、うつ病を発症しましたが、やはり月曜日にどうやっても起き上がれない、というのが最初の症状でした。 月曜日の朝電話をかけて職場を休むことが多くなり、月曜日に突然の休暇をとったことに対する罪悪感から火曜日は余計出勤しづらくなって、びいびい泣きながらスーツに着替え、出勤したことを思い出します。 うつ病は泣き病とも言われる所以です。 長期の病気休暇に入っても、休んでいることへの強い罪悪感から、心が休まることはありませんでしたね。 それでも、服薬して体を休めることで回復していき、休みの最後には障害者職業センターという所に通って復職に備えました。 今は自覚的には症状はありませんが、月曜日の憂鬱だけはどうしようもありません。 もっ...
仕事

今日、アポなしで突然英語教師を名乗る黒人が来て、私が勤める機関で日本文化について学びたい、と言ってきました。 私が勤める機関では、大学院生の受入れや外国人研究員の受入れを積極的に行っているので、それらの制度について資料を渡して丁寧に説明しました。 ストリート系のファッションに身を包んだ大柄な黒人に少々びびりましたが、話をしてみると、日本文化に興味を持つ純朴なアメリカ青年であることがわかりました。 私の丁寧な対応に、何度も感謝の言葉を述べて、意気揚々と帰っていきました。 縁というのは不思議なものですねぇ。 私よりはるかに年下の米国人が、日本の、しかも片田舎の研究機関に突然来て、私よりうまいくらいの日本語を操り、感心させるのですからねぇ。 縁は異なもの味なもの、とは、男女の縁の不思議を指す言葉ですが、男女間のみならず、同性同士にしても、進学、就職にしても、縁というのは不思議なものです。 袖触れ合うも他生の縁、とか申します。 何事も前世からの縁から生じているのだと思うと、つくづく前世での身の不始末を思います。 来世の縁を良いものにするためにも、今生では縁ある方を疎かにしてはなるまい、と思い知...
仕事

会議

今日は御茶ノ水駅から程近い東京ガーデン・パレス・ホテルで会議のため、直行直帰しました。 会議といっても、私は委員ではなく、事務方の陪席。 要するに気楽な下働きです。 今日は幸いにすずしく、東京の人ごみもそれほど苦ではありませんでした。 びっくりしたのが、幹線道路を走る自転車の数。 震災以来、節電のため、また電車が止まってもよいように自転車通勤をする人が増えたとは聞きましたが、あれほどとは思いませんでした。 なんだか交通事故が心配です。 ホテルには午前9時頃到着ということで、まともに通勤ラッシュにぶち当たりました。 しかし高校生が夏休みのせいで、それほどひどくはありませんでした。 高校生というのは集団で、みな巨大なバッグを持っている上に、騒々しいのでうざったい存在です。 やつらが集団でいると、男子女子問わず、不快指数が上がりますね。 会議は少々長引きましたが、概ね事務方が描いたシナリオどおり。  きっと国会も、民主党が政権をとるまでは、役人が描いたシナリオどおりに与野党が演技して、丸くおさまってきたのでしょうね。 シナリオ描きに政治家が深く食い込めば政治主導になると思いますが、民主党のみ...
スポンサーリンク