仕事

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若い?

最近赴任した管理職から、奇妙なことを言われました。「年はおいくつなんですか?」「もうじき42になります」「42ですかぁ。若いですね。夢がいっぱいですね。私なんかもうじき定年ですよ」 42といえば人生後半にさしかかったところ。 若いというのは非常に無理があるように思います。 まして、夢がいっぱいだなんてねぇ。 嫌味かブラック・ジョークにしか聞こえません。 定年退職したばかりの先輩が、老人会に顔を出したら最年少で、「そこの若い人」と呼ばれて面食らったそうです。 わが国は長幼の序の重んじるお国柄。 先輩を立てるのは当然にしても、成人した社会人同士なら、後輩を立てるのも大人の常識。 生まれた年が少々早いからというだけの理由で後輩を呼び捨てにしたり君付けで呼んだりするのはまことに見苦しいものです。 そういう愚かな習性を身につけて、自らを偉く見せようとでもしているのでしょうか。 したがって私は、どんな先輩でも、はるか年下の後輩でも、さん付けで呼び、敬語で話すように心掛けています。 ○○ちゃんとか子ども同士のように呼び合うのも気味が悪いですね。 友達でもなんでもなく、単に給料をもらうためにほんの一時...
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おかしなこと

ここ数日、私の職場でおかしなことが起きています。 ある非正規雇用の女性が、毎月40時間以上残業をしているのが問題視され、仕事を軽減するために、私に仕事を手伝うように、という指示がありました。 私は、非正規雇用からコピーとりや発送業務などを命じられるのは話が逆なので、私をその仕事の担当とし、非正規雇用の女性をサブとしてほしい、と言いました。 そうしたところ、ではそのように、と命じられました。 ところがそれを伝え聞いた別の専門職のスタッフが、待ったをかけてきました。 専門職は今うまく仕事が回っているのに、突然担当を代えられたら困る、というのです。 それはかなり強硬な言い方でした。 で、結局、来週の火曜日に関係者一同がん首そろえて話し合うことになりました。 ただし、その場に私と非正規雇用の女性は呼ばれていません。 ラインの3人と、スタッフ数名が話し合うようです。 元をただせば非正規雇用の仕事量が多いから誰かが手伝おうというだけの話。 最大の間違いは、私という、年齢的にも経験的にもその非正規雇用の女性よりはるかに上の正規職員に白羽の矢を立てたこと。 非正規雇用なんて大勢いるのですから、そのうち...
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哀愁

しぶい中年男が、背中を丸めて何度も何度も電卓をたたいては、ため息をついていました。 某課の課長補佐、50歳、年収700万円、子どもを私大に通わせ、住宅ローンを払う、真面目な勤労者にして小市民です。 国家公務員及びそれに準じる独立行政法人職員の給与が10%カットされるらしい、との報道を受けて、課長補佐は電卓をたたいたのでした。 何度たたいても、70万円。 「電卓が壊れてるのかと思ったよ」 と、言いながら、年収のうち70万円が失われることを知った課長補佐の背中は、哀愁漂うものでした。 我が家の場合、もっとひどいことになります。 私の収入と同居人の収入を足すと、年収1,000万円は優に越えますから、年間で100万円以上、収入が落ちることになります。 もともとない仕事への意欲が、ますます減退しますねぇ。 なんとか景気を刺激して、上向いてくれないと、給料は下がるばかり。 もっと気の毒なのは一人暮らしをしている新人。 毎月の手取りが15万円くらいでアパートの家賃を払い、スーツやYシャツを買ったら、もうぎりぎりの生活費しか残りません。 彼らに10%削減はあまりに酷ということで、5%になるようですが、...
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肉体労働

今日は肉体労働をしました。 保管期限が切れた書類の廃棄処分です。 毎年きちんと廃棄処分をしていればそれほど大した仕事ではないのですが、シュレッダー車を頼むのは6年ぶりということで、6年の間に随分不要な書類がたまりました。 ドッヂファイルから外してクリップやダブルクリップが付いていればそれも外し、紐で縛ってトラックが停車している物品搬入口に台車に乗せて運ぶわけですが、これがなかなか飽きるのですよ。 もちろん電話番を残して大勢でやるわけですが、慣れない肉体労働で腰がおかしくなるやつ、汗がぽたぽたたれながらタオルもハンカチも持っていないやつ、作業着を忘れて高そうなスーツが汚れるやつ、肉体労働を主にする人々から見たら笑っちゃうような体たらくです。 そういう私も、早くも腕が筋肉痛です。 当日に筋肉痛になるのは、もしかして体が若いのかも。  それはないか、腹出てるし。 物品搬入口と事務室及び文書の倉庫が離れているため、今日は車通勤なのに一万歩に達しました。 こういうことはあんまりありません。  今夜はビールがうまそうです。↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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一億円

私が所属する職場は独立行政法人で、運営の大半を税金で賄われています。 毎年の予算規模は、ざっと30億円。 通常、いわゆるお役所仕事の悪弊で、何が何でも年度末までに使い切ろうとします。 そのために、まだまだ使える事務機器や事務家具を一斉に買い替えたり、馬鹿馬鹿しくももったいないことを続けてきました。 納税者の皆さまには全く申し訳ないことです。 よく政治家が、鼻血もでないほど無駄を削減するなんて演説しているのを見ると、笑うに笑えず、泣くに泣けない情けない気持ちになります。 使い切って当たり前で、年度を越えて残額があったらきつくお灸をすえられるのですから、資金難の民間企業からしたらとんでもない話です。 しかし予算の単年度主義は日本国憲法及び財政法で定められており、繰り越しは特別な例外を除き認められていません。 もう13年も前ですが、当時27歳の後輩が自殺したのは、年度末も押し詰まった3月半ばのことでした。 彼は予算執行事務を担当する平職員だったのですが、押し寄せる伝票の山、連日のように行う入札事務を前におかしくなってしまったのでした。 責任がある課長や部長ではなく、平が自殺に追い込まれるとい...
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