仕事 リスク・テイク Risk Taking
昨日参加した的財産セミナーでは、福井健策というスキンヘッドの講師士が著作権や肖像権について熱く語っていました。 東大法学部を出た弁護士先生だそうで、著作も多く出しています。誰が「知」を独占するのか-デジタルアーカイブ戦争 (集英社新書)福井 健策集英社「ネットの自由」vs.著作権: TPPは、終わりの始まりなのか (光文社新書)福井 健策光文社著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」 (集英社新書 527A)福井 健策集英社 聞いたことの無い横文字がたくさん出てきましたが、強調していたのは、リスク・テイク(risk taking)の力をつけることが、これから重要になる、ということ。 どういうことかというと、その組織が持つ様々な情報のうち、利益とリスクを秤にかけて、その情報をえいやっと、公開するか、あるいは非公開とするか、判断する力をつけろ、ということ。 私が勤務してきた様々な学術研究機関では、個人情報から、研究上機密性の高いもの、あるいは公開して世に問うべきものなど、じつに多くの情報を持っていることが常でした。 かつては深く考えずに公開することが多かったわけですが、昨今は慎重にならざるを...