
訓練
今日は午後一番に職場で防災訓練がありました。 シナリオは、職場で火災が発生し、初期消火に務めるも失敗し、避難する、というもの。 痩せて非力になり、体を動かすことすら無いこの私に、初期消火班という重要な任務が割り当てられてしまいました。 放送で火災が発生したこと、自衛消防隊が設置されたことが告げられ、各班所定の配置に付け、という命令のもと、私は消火器を赤ん坊を抱えるようにして抱き、ヘルメットを揺らせながら火災発生現場に走りました。 初期消火班長は訓練の意味が分かっていないらしく、迅速な命令を下さないため、班長の次に年を食っている私は業を煮やして、火災現場到着の1分30秒後には、大声で「初期消火失敗、伝令は自衛消防隊本部に報告せよ。もたもたするな、走れ」と命令を下し、次いで、「初期消火班は消火器を捨て、直ちに避難せよ」と叫びました。 日頃大人しい私が大声を挙げたことで、にやついていた班長の表情も、少しは険しくなりました。 私は指揮命令系統を無視し、班長の顔を潰したかもしれませんが、各所に消防署の人が配置され、訓練の様子を見ながらメモしたりしていたので、とにかく真剣に取り組まなければ、後で酷...