思想・学問

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神秘主義

臨死体験をすると多かれ少なかれ死生観が変わると言います。  私の知り合いに、交通事故にあい、二か月も生死の境を彷徨よった者がいます。  幽体離脱を経験し、強烈な光の中お花畑を通り、三途の川にいたってご先祖様からまだ川を渡る時ではないと諭され、気付いたら病床で意識を取り戻したというのです。 典型的な臨死体験ですね。 あまり語る人はいませんが、バッド臨死体験というのもあるようです。 地獄に落とされそうになって戻ってくる悪夢のような経験で、これも死生観を変容させ、善人になるべく努力を始めるとか。 誰でも地獄には落ちたくないですから。 臨死体験をして生還した私の知り合い、神秘主義の哲学者になって、大学教授におさまってしまいました。 何が幸いするか分かりません。 およそアカデミズムの世界とはかけ離れた、アカシック・レコード(宇宙の全歴史を記した記憶媒体)は存在するのか、存在するとして、アクセスする方法はあるのか、とか、宇宙の成り立ちをルドルフ・シュタイナーの神秘主義思想に依って解明しようとか、宗教を問わず、神や仏の存在を証明しようとか、何が専門か分からない研究をしています。 つまらぬ事務仕事に明...
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日曜日

何をするでもなく、静かな日曜日を過ごしました。 本も読まず、テレビも観ず、横になって、一日中、うつらうつらと過ごしました。 疲れていたんでしょうか。 すると、奇妙な夢を見ました。 とてつもなく快適で丸いドームに横たわった私は、高く飛翔し、ついには宇宙に達するのです。 私は宇宙の遍在となり、ついには神の領域に達します。 私こそは遍在となるのです。 そこで、目が覚めました。 何者でもない木っ端役人でしかない私が遍在となることは、不思議なことではありません。 誰もが遍在足り得るし、あるいは全ての生き物が遍在なのかもしれません。 静かな日曜日、私は神に近づいたのです。
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20世紀全記録

私が学生の頃、20世紀全記録という本が出版されました。 20世紀が終わる10年ほど前に出版されたので、厳密に言えば全記録ではありません。 しかし、この本には確かに20世紀の香りがふんだんに漂っており、私を魅了しました。 てっきり2001年を迎えたら完全版が出るのかと思ったら出ませんでした 残念です。 写真がふんだんに使われており、この本で20年代の禁酒法の時代やヒトラー率いるスタイリッシュなナチの姿に見入ったものです。  そして、ナチの敗北、我が大日本帝國の敗北。 戦後の我が国の平和と対照的な、ベトナム戦争や中東戦争。 平和と混乱が一体となっているのがこの世界だと思います。 人間が争いを止めるのは人間が人間ではない生物に進化(もしくは退化)した時でしょうね。今の人間が人間でいるかぎり、紛争が止むことは無いでしょう。20世紀全記録/講談社 編
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思考の整理学

昨夜は「思考の整理学」と言う本を読みました。 なんでも東大、京大の学生に最も読まれた本だそうです。 だからといって小難しい書物ではありません。 むしろ軽い読み物と言った感じです。 著者曰く、朝飯前というのは簡単な仕事というわけではなく、朝飯前が最も頭が働く時間帯で、だからこそ朝飯の前は難しい問題でも解決が容易だと言います。 で、朝飯前の時間を長くするにはどうすれば良いかというと、早起きするのではなく、朝飯を抜いてしまえば良いのだとか。 そうすれば朝飯前の時間が長くなって仕事がはかどる、なんてヘソの曲がったことが書いたりしてあって飽きさせません。 しかし悲しいかな1983年に出版されたそうで、現代の整理とは異なっています。 すなわち、ノート、カード、スクラップブックなどでの整理法が紹介されているのです。 1983年と言えば、コンピューターは専門家の間で使われる物で、一般的に使用される物ではありませんでした。 現代で整理と言えば、エクセルやワード等に入力して保存するか、あるいは紙であってもPDF化してデータにするのが一般的です。 データにすれば検索もかけられるし、そもそも紛失するということ...
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生活を始める?

先週の金曜日、千葉大学医学部附属病院の眼科を受診するために休暇を取ったため、今日まで4連休でした。 わりとゆっくりできたと思います。 今日は6時半に起きて朝湯に浸かり、朝飯は納豆と生卵だけの質素なおかずで白飯をたっぷりと食い、珈琲を飲んで二度寝しました。 幸せ。 昼は近所のラーメン屋であっさりした塩ラーメンを食し、ミスタードーナツで食後の珈琲を頂きました。 ラーメンや蕎麦は嫌いではありませんが、どうしても慌ただしく食って終わりになってしまうので、駅前のドトールやミスタードーナツで珈琲を飲むことを慣例としています。 その後近所の魚屋で中おちと真鯛の刺身を購入。 本当に良い魚屋が近所にあって良かったと思います。 実家からとても甘みの強い小松菜を送ってもらい、昨日、一昨日とお浸しにして食しました。 今まで食ってきた小松菜は何だったのかと思うほど旨い小松菜です。 小松菜は江戸川区の名産なので。 今日は油揚げを買ったので煮浸しにする予定。 野菜はその他はフルーツトマトです。 私は幼い頃からトマトが好物で、トマト坊やとまで呼ばれていたそうです。 自分では覚えていませんが。 こんな風に日々を生きてき...