
死期
猫や象は死期を悟るといずこへともなく消えていく、という話を耳にします。 最期はおのれ一匹または一頭となってあの世へと去っていきたいのでしょうか。 なんだか羨ましいような気がします。 スパゲティ症候群などと言って、体中に管を通され、無理矢理死期を延ばされる病人がわが国には多すぎるような気がします。 人間には未来を予知する能力は無いとされ、死期を正確に悟ることは不可能だということになっていますね。 それは本当なのでしょうか。 人間は文明化の過程で失った能力がたくさんあるように思います。 今では超能力とか超自然現象とされていることも、太古においては単なる能力、単なる自然現象でしかなかったのではないかと直感します。 そうでなければ、占いや霊感商法にはまる人が現代でも数多く存在する理由がわかりません。 現代人もまた、太古の昔持っていた未来を予知する能力や、死者や精霊との交流が、じつは私たちが今ここに存在するのと同じ程度の確からしさをもって、確かな物だと本能的に感じているのではないかと思わずにはいられません。 科学的に証明されていない物は存在しないとするならば、おそらくこの宇宙に存在する物質の大半...