
学士
今日の学士会館での会議、予想したとおり、予定調和的に何事もなく済みました。 実質2時間。 片道1時間20分でしたから、拘束時間は普通に出勤するよりもぐっと短く、得した気分です。 学士会館というのは旧帝国大学全体のOB会のような組織で、神田錦町にある本部には、会議室や宿泊施設、レストランなどが入っています。 建物は戦前の建築で、赤じゅうたんが敷かれ、天井がやたらと高く、レトロな感じの雰囲気のある内装になっています。 一階にあるラウンジには、なぜかいつもおじいちゃん達がたむろして、新聞や雑誌を読んだり、談笑したりしています。 旧帝国大学のOBなんでしょうかねぇ。 目の前にあるそば屋で昼飯を食ったのですが、スーツできめた痩身の老紳士が、鴨南蛮を食うときスカーフをナプキンのようにして首からかけて食っていました。 鴨南蛮を食うのに気取りすぎな感じがしましたが、きっとおぼっちゃま育ちなんでしょうね。 今は四年制の大学を出れば誰でも学士ですが、その昔は旧帝国大学卒業者にしか学士の称号を与えられなかったそうです。 早稲田や慶応など、私学の名門校でも駄目だったわけで、学士というのは権威あるものだったよう...