思想・学問

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がんばれ、名誉会長!

今日近所を散歩していたら、あるボロアパートの前に新聞が積まれ、ご自由にどうぞ、とあります。 何かと思ったら、聖教新聞でした。 私はこれまで聖教新聞を読んだことがなかったので、一部もらって読んでみました。 学ぶべきことの多い、示唆に富んだ素晴らしい新聞でした。 まず、人間はある一つの価値観を信じ込むと、他のことがどうでもよくなってしまう、ということが学べます。 また、名誉会長を信じ込むと、名誉会長賛美の競争を始めることが実感できます。 それに、言論の自由がある国に生まれても、自ら言論封殺を率先して行う人が大量に存在することに気づかされ、愕然とします。 寂しいのは、名誉会長を賛美する記事があふれていながら、名誉会長ご自身の現在の言葉が掲載されておらず、今どんな活動をなさっているのかが不明なこと。 なにぶんご高齢ゆえ、筆もままならないのでしょうか。 新聞によると、英国の某市立博物館でガンジー・キング牧師・池田名誉会長の3人を非暴力平和運動の巨人として讃える企画展示が行われ、多くの入場者を集めているとか。 名誉会長です。 それだけに、最近名誉会長の動静がとんと聞かれないのは残念です。 非暴力平...
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明治の日

明日は文化の日ですね。 文化の日は、もともと明治時代の天皇誕生日。 明治大帝です。 明治大帝崩御の後、11月3日は平日に戻り、大正天皇の誕生日が祝日となりました。 大正天皇崩御の後、数年して国民の間から激動の明治時代を偲ぶため、明治天皇の誕生日を祝日にしようという運動がおこり、明治節として復活しました。 それが戦後、なぜか文化の日として継続、今日に至ります。 大正天皇です。 思えば昭和天皇が崩御された後、4月29日はみどりの日という、意味も由来もわからない名称でのこりましたが、後に昭和の日と改められ、昭和を偲ぶ日となりました。 昭和天皇・皇后ご夫妻です。 同じ理由で、文化の日を明治の日と改めて、国際デビューから帝国主義列強にのし上がった激動の時代を偲ぶ日とするのが、日付けの趣旨に適うものと考えます。かぎりなき 世にのこさむと 国の為 たふれし人の 名をぞとどむる 明治天皇の御製です。 それならなおのこと、明治大帝の名をぞとどむるべく、文化の日を明治の日と改めることは、大御心に適うというものでしょう。 不謹慎かもしれませんが、今上天皇陛下が崩御されたら、12月23日の天皇誕生日は平日に戻...
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国旗侮辱

国士舘大学の21世紀アジア学部とかいうふざけた名前の学部で、ポスターの図案が問題視され、学部祭が中止になったと聞き及びました。 日中韓の国旗がジグソーー・パズルの要領であしらわれ、真ん中のピースが飛んで日の丸の一部が欠けている状態になっています。 わが国には、外国国旗への侮辱を罰する外国国章損壊罪というのがありますが、なぜか最も重要な自国の国旗、日の丸への侮辱を取り締まる法律がありません。 私の考えでは、日の丸への侮辱を取り締まる法律が存在しないことに問題はないと考えていますが、外国国旗への侮辱を取り締まる法律が存在することは問題ありと見ています。 国旗だろうと菊の御紋だろうと仏像だろうとアッラーの神だろうと、それを批判したりブラック・ユーモアにして笑い飛ばしたりすることに、何の問題もないはずです。 ある価値観やデザインに対して批判や侮辱を頭から否定しては、それは言論弾圧というものです。 現に80年代、米国ではよく日本車を破壊し、日の丸を焼く自動車業界の人々をニュース映像で見かけました。 それを日本政府が政治的判断で抗議することは当然ですが、米国がそれを取り締まったという話も聞かないし...
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大津皇子

あまり知られていませんが、今日は日本古代史悲劇のプリンス、大津皇子が謀反の疑いで死を賜った日です。 天皇家といえども古代には親兄弟入り乱れての骨肉の争いが行われており、大津皇子の父帝、天武天皇の妻で皇子の母は皇子がわずか4歳のときに亡くなっており、以来皇子は後ろ盾の少ない不安な毎日の中で成長したのです。 しかし、学問に優れ、剣をよくし、快活で飾らない人柄は人気を呼び、朝廷で政務に連なることになりました。 父帝、天武天皇が崩御すると間もなく、大津皇子に謀反の意あり、とのうわさが流れ、自邸で死を賜りました。 享年24歳。 器量は抜群と、どの歴史書にもありますから、生きていたらあの動乱の時代をどう過ごしたか、見物だったことでしょう。ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ  大意は、池で鳴く鴨を見るのは今日のみ、この後我れは、雲に隠れる、といったところでしょうか。 無念の心が伝わってくる、悲しい和歌ですねぇ。 欧州でも、中世以前、激しい権力闘争が永続し、多くの貴族や騎士が処刑されました。 高い身分に生まれるというのも考えものですね。 いつまでも権力を握っていられるかどうか...
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歴史的根拠

東京都教職員組合が、内部資料で、竹島を、日本領土とする歴史的根拠がない、として、日本領だと教育することは子どもたちに偏狭なナショナリズムをうえつける、などと記載していたそうです。 公教育の場でそのような教育がなされるとしたら、怖ろしいことですねぇ。 日本政府の見解と真逆のことを税金を遣って教育することは、著しく正義に反しますねぇ。 領土問題に関しては、歴史的根拠があると言える場所は地球上に存在しないと私は考えています。 ハワイは米国領ですが、かつては独立国でした。 米国自体、ネイティブ・アメリカンから土地を略奪して建国しました。 英国はかつて日の沈まない帝国と言われるほど、世界中を所有しました。 フィンランドは長いことロシア領でした。 イスラエルにいたっては、2000年も前にそこに国があったからという理由で、パレスチナ人が住んでいたのに強引に建国しました。 歴史的と言う場合、いつ、どこが、どの国の領土であったか、ということが問題になると思いますが、えてして支配者は長い歴史のなかで二転三転するので、こっちの言い分が正しくてあっちの言い分が間違っていると決めつけることは不可能でしょうね。 ...
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