
生誕祭
今日は私の誕生日。 しかし、その実態はいつもの憂鬱な月曜日に過ぎません。 しかも雨まで降りおって。 誕生日を祝う風習はもともとわが国には無かったもので、人は新年を迎えると等しく一つ年を取りました。 それが明治35年、年齢計算ニ関スル法律が施行され、少しずつ数え年から満年齢を標準とするようになりました。 また、イスラム圏では、誕生日を特別視しておらず、多くの人が自分の誕生日を知らず、パスポートの生年月日欄は空欄の人が多いと聞きました。 誕生年もわからない人が多く、正確な年齢など意識していないようです。 所変われば、ですねぇ。 キリスト教圏は逆に誕生日にこだわりますね。 キリストの誕生日がクリスマスだとするのはおそらく本当ではないだろうことは周知の事実ですが、その日と決めれば、実際と違ってもどうということはありません。 西暦にしてもイスラム暦にしても皇紀にしても、明白な根拠のある正しい暦など存在しません。 要するにそう決めて、多くの人がそれを使えば正しい暦ということになりましょう。 平成とか昭和とか短く区切った近代の元号は、根拠も明白で確からしさが担保されているのでしょうが、人の死をもって...