
ネズミ駆除業者
硫黄島に上陸した米兵の多くが、ヘルメットにネズミ駆除業者と書いていたことを知りました。 「容赦なき戦争ー太平洋戦争における人種差別ー」において。 先の大戦では、日本人は敵を鬼畜米英と呼び、米国人は日本人を、ジャップだけではなく、猿とも太平洋の狂犬ともアリとも言いました。 で、硫黄島ではネズミだったというわけです。 日本が完全勝利の見込みなどないままに戦争に突入したのに比べ、米国は負けるはずがないという自信を持っていました。 しかし緒戦、日本軍が快進撃を続けたことから、米国は自国民と自国の兵隊に恐るべきプロパガンダを行いました。 日本人の絶滅です。 人間ではない、下等な生き物で、しかも害獣だから、根絶やしにしなければならないんだそうです。 さらに、日本人は死ぬことを誇りにしているから、お望みどおり殺してやろうというわけです。 終戦直前、アメリカで行われた世論調査では、戦後処理として、日本人全員の殺害を望んだ者が13%、国家の壊滅を望んだ者が33%だったそうです。 半数ちかくの米国人が、戦後、日本には死んだままでいてほしかったようです。 その頃米国で流行ったジョークに、「良い日本人を...