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休日には

雨の土曜日。 まずは 休日恒例の朝湯です。 たっぷりと45分、汗を流し、石鹸で入念に体を洗いました。 一週間の疲れと汚れが、薄皮を剥ぐように取れた気がします。 風呂から上がって、エアコンをつけて体を冷やしました。 そして、朝飯。 白飯と、具がネギだけの味噌汁、おかずは納豆と塩鮭、それに大根と キュウリの糠漬けです。 雨ということもあって、午前中は読書です。 ミステリー作家が紡ぐ、ミステリーならぬ恋愛小説を300頁ほど読みました。 600頁を越える大作なので、それでもまだ半分ほどです。 雨が止んで、近所のイタリアンの店でパスタとガーリック・トーストを頂き、ゆっくりと珈琲を飲みながらシガリロをくゆらせました。 このお店では時折ピアノの生演奏をやっており、今日がその日でした。 本当はうるさいからあまり好まないのですが、致し方ありません。 同居人と、昼酒も飲まずに素面で1時間ほどかけてゆったりとした昼食を楽しみました。 平日は15分ほどで自家製のお弁当を食し、畳の部屋に急いで午睡を取りに走るのですが、休日は優雅なものです。 食後、そのまま近所を1時間ほど散策し、帰りに魚屋でお店特製のマグロのヅ...
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それにつけても金の欲しさよ

それにつけても金のほしさよ、とはよく言ったものです。 お金というのは大体どんな社会にもありますね。 物々交換では経済が発展しませんから、お金が発明されたわけですが、昔は金貨や銀貨だったものが、いつの間にやら紙切れに代わってしまいました。 紙切れが欲しくて欲しくて仕方ないのが凡人というもの。 しかしそれも当然で、紙切れがなければ寝るところにも食べる物にも不自由し、下手をすれば死んでしまうわけですから。 そういう私も平日の大半を紙切れを手に入れるために浪費し、時には宝くじなどを購入して一攫千金を夢見る守銭奴です。 世の中には金で買えない物もある、という言い様をする人がいますが、裏を返せば金で買えない物はほとんど無い、という意味でしょうね。 うなるほど大金を持つ必要はありませんが、まぁまぁお金の心配をしなくても人並みに暮らせるだけの収入が無ければ、人は幸福にはなれないでしょう。 貧乏はそれだけで不幸だろうと思います。 貧乏ながら楽しく生活、なんて言ったって、それは生活できる程度の貧乏であって、食うや食わずの極貧であれば、心は荒むに違いありません。 私は心が荒むほどの貧乏はさすがに経験したこと...
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人工とびお

わが国では、七つまでは神のうち、などと言って、子供は一人前の人間ではなく、神に近い存在ととらえられていたようです。 同時に、老人、わけても男の老人もまた、もはや人ではない、神に近い存在と考えられていました。 その尊称が翁であり、能楽などでは特に重要な存在とされています。 猫も長生きすれば猫又というこの世ならぬ存在になりますし、狐もまたしかり。 九尾の狐なんていうのも、信じられないくらい長生きし、妖狐の最終形などとも呼ばれます。 現代においては、年をとっても若々しく活動的な老人が良しとされますが、それは自然の摂理に反するというものです。 肉体労働などは不可能になり、頭も弱くなってくるのですから。 尊称ではないながら、例えば90歳を過ぎて元気だった岸信介元首相は、昭和の妖怪と呼ばれました。 さしずめ中曽根元総理などは、平成の化け物でしょうか。 年を重ねるということが、その人を人ではない化け物もしく神に近い存在へと変貌させるのだとしたら、長く生きるということは、とてつもない偉業に思えてきます。 先日、職場の先輩が53歳で急死しました。 心筋梗塞だったようです。 先輩はついに翁に変じることなく...
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心落ち着く

梅雨の晴れ間に恵まれました。 外は蒸し暑いようですが、職場はエアコンが効いて快適です。 良い時代に生まれたものだと思います。 冷房が普及する前、勤め人はどんな感じで仕事をしていたのでしょうね。 もはや想像もつきません。 サラリーマン川柳に、 休みより 心落ち着く 出勤日 と言う、笑うに笑えず、泣くに泣けない句がありました。 しかしそれも、冷暖房完備の時代だからこそ。 冷房が無い時代には、自宅の畳の間に裸でひっくり返っているのが最も心落ち着いたのではないでしょうか。 私はもちろん、職場が落ち着くなんて思ったことは、23年間のサラリーマン生活で一度たりともありません。 当たり前ではありますが。 自宅にいると落ち着かないというのはずいぶん不幸な境遇だと思います。 配偶者との仲が悪いのか、子供との関係が悪いのか、はたまた舅姑がわずらわしいのか、なんだか知りませんが、推測するに人間関係の問題がほとんどでしょうね。 一人暮らしの若者が、職場のほうが落ち着くなんてセリフを吐いているのを見たことがありませんし。 ただ、うつ状態で休み始めたのが8月だったため、その年はずいぶん電気代がかさみました。 何し...
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脱出、帰還?

首都圏もいよいよ梅雨入りのようで、今日は一日雨でした。 車通勤ですので、雨でも大して影響はありません。 東京の東のはずれから都心部に電車で通学していた高校・大学の頃は本当に雨が嫌でしたね。 濡れるのもそうですが、満員電車の湿気がひどいのです。そんなことを7年続けて、私は下り電車で通える千葉県に職場を求めたというわけです。 最初のうちは江戸川区から千葉に通っていましたが、なんとなく親許を離れたくなり、就職して3年で千葉にアパートを借りました。 千葉市よりももっと奥地にアパートを借りたため、家賃は23区内の半額以下でしたね。 びっくりするとともに、良い所だなぁと、実感したのを覚えています。 その後結婚して千葉市内にマンションを購入。 移住してもう20年が経とうとしています。 一人暮らしを始めた時はうれしくて、ずいぶん実家に無沙汰しました。 今も東京に住みたいとはかけらも思いません。 職場は千葉だし、休日に東京へ出かけたければ、高速を使えば1時間もかかりません。 ただ、定年退職した後、どう思うかは分かりません。 一日ぷらぷらしていたら、美術館や劇場に出かけたり、ただ散歩するだけでも東京の繁華...
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