社会・政治

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アフリカの狂犬、カダフィ大佐

カダフィ大佐が40年以上にわたって独裁を続けるリビアでも、民主化を要求するデモが拡大しているそうですね。 治安部隊はデモ隊に銃を向け、一説には死者が200人以上とも。 エジプトに比べ、はるかに強い独裁国家ですから、内戦に発展する可能性も否定できません。 カダフィ大佐といえば、アフリカの狂犬とも呼ばれる過激な汎イスラム主義で知られ、国連での演説では15分の持ち時間なのに90分もしゃべり続け、しかもその内容は欧米を攻撃するものばかり。 ケネディを暗殺したのはイスラエルだとか、タリバンはヴァチカンほど危険ではないとか、新型インフルエンザは米国による細菌テロだとか、中学生の妄想か、と突っ込みを入れたくなります。 日本については悪魔=米国に資金を提供し続けるだけの腰ぬけと評し、原爆を落とされた怨みを忘れず米国と対峙せよ、と迫るなど、その言動はもはやコメディー級。 ニュー・ヨークでの宿は伝統の遊牧民が使うテントだとか。 そんな過激で素敵なコメディアンですが、意外と現実的だったりします。 イランや北朝鮮と違い、核開発の放棄を宣言し、査察に応じたり、9.11テロではアラブの指導者としては珍しく素早くテ...
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手段

小泉元総理が郵政民営化を叫んで選挙に大勝してからというもの、一つの政策に特化して悪者を仕立て上げ、その悪者を攻撃することで選挙に勝とうとする良からぬ風潮が出てきたように思います。  民主党は官僚を悪者に仕立てて脱官僚を叫び、行政機構が無駄ばかりやっているから金が足りないのだと、霞が関埋蔵金などという造語まで作ってついに政権を奪取しました。 しかしそれが虚言であったことはもはや明らかとなりました。 先の名古屋市長選挙においては、河村たかし市長が減税と議員給与の50%削減に反対する議会を悪者と決めつけ、正義の味方のような顔をして民主主義を名古屋名物にする、などとほざいて満面の笑みを浮かべ、薄気味悪いことに大差で圧勝しました。 首長と議会はどちらも選挙で選ばれた者。両者が対立することはむしろ当然で、だからこそ独裁防止の担保になっているというのに。 減税とか無駄をなくすとか脱官僚とかいうのは、手段であって政策ではありません。  元祖ワンフレーズポリティクスの小泉元総理の郵政民営化というのは、国の根幹にかかわることではありませんが、少なくとも政策でした。 しかしその後民主党やら名古屋市長やら阿久...
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性転換

今朝の新聞に性同一性障害の特集記事が掲載されていました。 ホンダの40代後半の男性社員が性同一性障害と診断され、3年の月日をかけて職場の同僚に事情を説明し、はれて性転換手術をうけ、女性技術社員として勤務しているそうです。 この人には20年連れ添った奥様がいるそうですが、離婚し、今は友人同士として同居しているとか。 考えられるかぎり、最も恵まれた性同一性患者といえましょう。 一方、性同一性障害を理由に仕事に就けず、やむを得ず生活保護で暮らしている人も多いとか。 性転換手術という新しい技術のせいで新たに生まれた問題ですね。 そんな技術がないころは、女性っぽい男性もしくは男性っぽい女性として生きていくより他なかったでしょう。 そもそも病気という認識がなかったように思います。 しかし患者の告白を聞くと、自分の下半身を見て吐き気に襲われ、涙がとまらなくなったとか、膨らみ始めた胸がいやでさらしでぎゅうぎゅう巻いたとか、ほとんど精神疾患としか思えない症状を呈しています。 精神症状を外科的手術で解消できるならこんなありがたいことはないでしょう。 日本のタレントにはオカマであることを売りにしている人がた...
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予算

予算関連法案、年度内成立が難しくなってきましたね。 そう思っていたら、先ほど、ある民主党幹部が公明党幹部に対し、菅内閣総辞職と引き換えに予算関連法案賛成にまわってくれないか、との話をもちかけた、というニュースを見ました。 予算関連法案が通らないと予算が執行できず、4月から国民生活もお役所も大混乱をきたすのは必定。 大将首を差し出すから寝返ってくれとは、ずいぶん時代がかった話ではありますが、民主党にしてみれば何が何でも通さなければならない法案だったんでしょうね。 公明党がこれを受ければ、自然と民公連立内閣ということになるんでしょう。 自民党を飛び出して立ちあがれ日本を作ったかと思ったら今度は民主党に乗り換えた与謝野大臣といい、今回の話といい、権謀術数渦巻く政界は何でもありなんですね。 でも菅総理の後は誰がやるんでしょう? こんな貧乏くじを引く人がいるんでしょうか? 前原大臣とか岡田幹事長とかの名前が挙がっていますが、ことここに至っては、予算関連法案の是非を問う解散しかないような気がします。 無理に民主党が政権のたらいまわしをやっても、安倍・福田・麻生とたらいまわした自民党と同じ轍を踏むだ...
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レーガノミクス

1981年の今日、当時のレーガン米国大統領がレーガノミクスを発表しました。 減税と規制緩和、それに軍事費の増大などがその柱であったと記憶しています。 当時、ソ連をはじめとする共産主義諸国と先鋭に対立していた西側諸国のリーダーは、レーガン米国大統領・サッチャー英首相・コール西独首相・ミッテラン仏大統領・中曽根康弘首相と、いずれ劣らぬくせ者ぞろい。 いずれも共産圏をたたきのめすという気合をもっていました。 それが結局共産主義諸国民の蜂起を呼び、共産圏崩壊に至ったのだと思います。 そういう意味では、今日は記念すべき日だと言えるでしょう。 しかし、それは主にヨーロッパでのこと。 北東アジアでは中国と北朝鮮が共産主義を名乗っていますし、ベトナムも共産主義国家ですね。 南米に目を向ければ、キューバもそうです。 前世紀を席捲した悪魔の思想は、今なお生きながらえているのです。 特に中国は13億人の人口と世界第2位の経済規模を誇り、核武装もしている大国です。 大国面をしてみたり、発展途上国のような顔を見せたり、おのれの利益のためには変幻自在に変装してみせたりする変節漢です。 中国が米国に、価値観や文化は...
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