社会・政治 アフリカの狂犬、カダフィ大佐
カダフィ大佐が40年以上にわたって独裁を続けるリビアでも、民主化を要求するデモが拡大しているそうですね。 治安部隊はデモ隊に銃を向け、一説には死者が200人以上とも。 エジプトに比べ、はるかに強い独裁国家ですから、内戦に発展する可能性も否定できません。 カダフィ大佐といえば、アフリカの狂犬とも呼ばれる過激な汎イスラム主義で知られ、国連での演説では15分の持ち時間なのに90分もしゃべり続け、しかもその内容は欧米を攻撃するものばかり。 ケネディを暗殺したのはイスラエルだとか、タリバンはヴァチカンほど危険ではないとか、新型インフルエンザは米国による細菌テロだとか、中学生の妄想か、と突っ込みを入れたくなります。 日本については悪魔=米国に資金を提供し続けるだけの腰ぬけと評し、原爆を落とされた怨みを忘れず米国と対峙せよ、と迫るなど、その言動はもはやコメディー級。 ニュー・ヨークでの宿は伝統の遊牧民が使うテントだとか。 そんな過激で素敵なコメディアンですが、意外と現実的だったりします。 イランや北朝鮮と違い、核開発の放棄を宣言し、査察に応じたり、9.11テロではアラブの指導者としては珍しく素早くテ...