社会・政治

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歴史から学ばない

広島に原爆が投下されて今日で80年。 もう被爆者で生き残っているのは幼児のころ被爆した者だけです。 そう遠くないうちに、最後の被爆者が亡くなった、というニュースが流れるかもしれません。 それはその間核兵器が使われなかったということで、良いことだと思います。 しかし現在の世界情勢を見ると、小型の核兵器を使用することがあるかもしれません。  誠に怖しいことです。 私は母が4歳の頃長崎で被爆した被爆2世。 被爆2世だからと言って、何も症状はありません。 米軍がベトナム戦争時に使用した枯葉剤は子や孫の世代にまで悪影響を及ぼすと言いますから、それが無かったことは不幸中の幸いと言わねばなりません。 長崎で被爆した私の親戚たちは爆心地からやや離れていたせいか、原爆によって健康を害したという話は聞きません。 これも不幸中の幸いです。 80年、核兵器が使用されなかったことは奇跡に近いことだと思います。 世界には核保有国はあまたあり、それらの国々は第二次大戦後も戦争を何度も起こしています。 戦争指導者の多くは核兵器使用の誘惑に駆られたと思います。 特に戦争相手国が核武装していない場合。 核武装していなくて...
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潔く

石破総理の進退、奇妙なことになっていますね。 麻生、菅、岸田の総理大臣経験者と1時間20分も会談したと聞いたときは、引導を渡されたのだと思いましたが、そうでもないようで、石破総理は続投すると言い続けています。 一方で地方組織や一部議員が石破総理の退陣を求めているそうで、このまま続投というのは無理があると思います。 自党の中から辞めてくれという声が大きくなったらもたないでしょう。 過去の総理大臣をみても、選挙で大負けすれば辞任するのが慣例です。 何をそんなに頑張っちゃっているのか不思議です。 総理に就任したばかりで辞めたくないというのは人情としては分かりますが、総理大臣といえば相撲で言えば横綱みたいなもので、勝てなければ横綱は引退するしかありません。 ここは潔く退陣して、もしその機会があるのなら、2度目を目指しても良いんじゃないでしょうか。 安倍元総理もそうでしたし。
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オウム

朝のニュースでオウム真理教の後継団体であるアレフの指導者は麻原彰晃こと松本智津夫の次男が務めていることを知りました。 この団体、初めて知ったのは私が大学生の頃、彼らが国政選挙に立候補した時でした。 オウムシスターズと呼ばれる若い女性の信者が象というかガネーシャの帽子を被って教祖を称える歌を歌いながら下手な踊りを披露したりして、コミカルな集団に見えました。 後に松本サリン事件や地下鉄サリン事件を起こして日本のみならず世界を震撼させることになろうとは、その時は思いもしませんでした。 時期を同じくして登場した幸福の科学と並んで論ぜられることが多かったように思います。 当時流行っていたニューアカデミズムの学者や宗教学者は、概ねオウム真理教は真面目に原始仏教を追求している団体、幸福の科学は金儲けを主眼にした団体として、オウム真理教にシンパシーを感じる者が多かったように思います。 それがあんな形で裏切られることになるとは、当時の若い学者達も衝撃を受けたことでしょう。 教祖の死刑が確定した時、私は麻原を処刑してしまっては殉教者になってしまうので、事実上の終身刑になったと思いました。 ところが時の法務...
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手取りを増やして

就職したばかりの頃はバブルの終わりのほうで、目に見えて給料が上がっていきました。 しかしバブルが弾けるや突如として給料の上り幅は小さくなり、ある年など1年間で1月あたり2千円しか上がらないこともありました。 今日は目出度さも中くらいの給料日です。 給料は大手企業の新人と大して違わない水準です。 34年、よく薄給に耐え、転職もせずにやってきました。 国民民主党のみなさんは手取りを増やすとありがたいことを言ってくれちゃってます。 どうやって増やすのか不思議ですが、頑張ってもらいたいものです。 もはや年齢的に転職は不可能でしょう。 むしろ高齢者向きのマンションの管理人とか警備員とか清掃業とかのほうが雇ってくれるかもしれません。 しかしそれだと、給料は半額以下に下がってしまうでしょう。 多少の蓄えがありますから、これに退職金を足せば働かなくても生きていけるかもしれません。 そうは言っても収入が無くなるというのは怖いし、年金など貰えるのかどうかすら怪しいものです。 取り合えず60歳までは頑張って、肉体的・精神的に余裕があるようなら65歳まで働くことになろうかと思います。 65歳まで働くとすると1...
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参政党は右翼革新政党?

参議院選挙の真っただ中です。 私が住む選挙区は3人の枠に16人が乱立しています。 今までは自民2、立民1という極めて普通の選挙区でした。 でも今回はどうでしょうね。 維新やら国民民主やら参政党やらが立候補しています。 国民民主は手取りを増やすという分かりやすい主張で最近勢いがあります。 誰だってもらえるものは多いほうが良いに決まっていますから、人気が出るのは当然です。 でもどうやって手取りを増やすんでしょうね。 30年間、給料が上がらない時代が続いているというのに。 維新というのはよく分からない政党で、もしかしたら自公と組みたいのかなと思わせます。 問題なのは参政党です。 日本人ファーストとか言って外国人を差別するような主張をしていますし、私が切望する選択的夫婦別姓にも明確に反対を唱えています。 天皇陛下を中心とした国家として世界に大調和を作り出すというのもなんだかいかがわしい主張です。 結党からわずか2年で国会に4名送り込んだというのはなかなか侮れない勢力です。 私自身は外交安保や国家観は自民党寄り、死刑制度反対や選択的夫婦別姓支持、天皇制の段階的廃止などは共産党寄りだと思っています...
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