社会・政治

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守秘義務

テレビをつけると、神戸の海上保安庁職員が尖閣諸島での中国漁船衝突事件の映像を流した事件の報道でもちきりです。 しかし、私は疑問を持ちます。 あの映像は守るべき秘密なんでしょうか。 あれは中国漁船が日本の海上保安庁の船に故意にぶつかってきた事実であり、公開によって日本の国益を損なうとは思えません。 例えば守るべき秘密とは、日本政府が秘かに核兵器や生物化学兵器を開発していたとか、国民の個人情報とかがそれにあたり、現実に起きた事件を隠すことは、そもそも不可能だし、むしろそれを公開することが日本の国益にかなうように思います。 9.11テロの映像はあっという間に世界をかけめぐりました。 今回の事案が秘密なら、9.11テロの映像も秘密なのではないでしょうか。 もし今回の映像を秘密とするなら、映像を公開するぞと中国を脅したかったか、中国が怒ると困るから秘しておきたかったか、どっちかだと思います。 しかし民主党政府の動きを見ていると、そのような高度な政治判断は無く、なんとなく隠したかったのに、流出されちゃって腹が立つから犯人を罰しようとしているようにしか見えません。 情報公開ということに関しては、近年...
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組織防衛

桐生市でいじめを受けていた小学校6年生の上村明子さんが自殺した件で、校長と市教育委員会委員長がマスコミの取材に応じているのをワイドショーで見ました。 校長は、いじめはあったが、自殺との因果関係については答えられない、と言って涙を流していました。 教育委員長は平然と、いじめと自殺との間に因果関係はない、と断言していました。 奇妙です。 上村明子さんは再三親や学校にいじめられていることを訴えており、その果てに自殺したのに、因果関係はない、と断言するなんて。 命をかけた訴えを、死人に口なしとばかり、あっさり葬り去ろうとしています。 組織が何か不祥事を起こすと、たいては否定し、証拠が出てくると少しずつ認め、ついに観念すると全面的に白状する、というのが一般的なようです。 しかしそういった組織防衛を最優先させる考えが、後にもっとも組織に打撃を与えることもまた、一般的です。 悪いことをしてはいけません、したなら謝りましょう、と教えるべき小学校でも、またその上部組織である教育委員会においても、他の組織と同じように自分に非がないことを主張することに懸命なのですね。 昔の修身にあたる教育を、まずはあらゆる...
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借金漬け

昨夜NHKで、国の借金が862兆円にも膨れ上がった経緯を追った番組が放送されていました。 旧大蔵省の幹部OBが多数取材に応じており、いけないいけない、と思いながら赤字国債を発行し続けた事情が生々しく伝わってきました。 財政法で赤字国債の発行は禁じられていますが、特例として時限立法でこれを認め、特例のはずが常態化してしまったようです。 1965年に戦後初めて赤字国債を発行してから、バブルの数年間を除いて毎年発行され、今では国家予算は税収よりも赤字国債のほうが高い比率という、完全に破綻した状態になっています。 1965年の文書には、赤字国債は麻薬であり、一年限りで止めなければいけない、と書かれていましたが、まさしく麻薬であったから、止められずにずるずると今日にいたっているのでしょう。 故田中角栄元総理の大号令のもと、列島改造と高福祉が始まり、特に高福祉は一度始めたら止めることができず、しかも毎年支出が増えるという金食い虫になってしまい、国の財政を圧迫しました。 特効薬であったはずの消費税を導入したものの、3%や5%では効果を発揮せず、細川元総理は旧大蔵省に言いくるめられて、深夜に会見を開き...
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ビビンバ

先日、新聞に韓国がビビンバを世界中に普及させたい、という野望を持っているらしい、と書かれていました。 ちょうど日本の鮨のように。 韓国の一流ホテルには、和食・中華・フレンチのレストランは必ずあるが、韓国料理の店がないとか。 以前は韓国宮廷料理の店が入っているホテルもあったらしいですが、客が入らず、なくなってしまったそうです。 人間の舌は正直なもの。 うまければ少々高くても客は入ります。 要するに韓国宮廷料理なるものがあまり旨くないか、べらぼうに高かったかどちらかでしょう。 韓国ではプルコギとかチヂミちか、食にうるさい日本人が好む料理があるのですから、供給料理にこだわらなければ、十分世界に広まる可能性はあるのではないでしょうか。 今日のお昼は石焼ビビンバでもいただきましょうか。
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尖閣諸島 中国漁船衝突の映像

朝のニュースを見て驚きました。 尖閣の中国漁船衝突事件が生々しい映像で流されているではありませんか。 インターネットに流出したものだとか。 映像では、中国漁船が海上保安庁の船に衝突してくる様子がはっきりと映っていました。 問題は出どころ。 石垣海上保安部と那覇地検しかもっていないとされていた映像です。 普通に考えれば、内部の者が流したとしか思えません。 外交カードでもある映像が流出したとすればまずいことです。 うがった見方ですが、政府の判断で、誰かが勝手に流したことにして、政府は公開する気はなかったと言い逃れ、しかし映像が事実であると認めて中国に圧力をかける、というウルトラCをやってのけたのかもしれません。 いずれにしろ、もやもやしていた映像公開の可否は、もはや議論することすら無駄になりました。 私の想像では、石垣海上保安部もしくは那覇地検の関係者が、日本政府の曖昧な態度に業を煮やして、処分覚悟で流したのではないかと思います。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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