社会・政治

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名誉殺人

今朝の新聞で、衝撃のニュースを読みました。 インド北部のある村で、若いカップルが、女性の両親に殺害されたというのです。 なんでも二人はカーストが異なっていて、インドではカーストが異なる男女の結婚は認められないことから、日ごろから娘の両親は交際に反対していたといいます。 両親は伝統を守るための殺人で、反省も後悔もしていない、とのことでした。 しかもインドでは、こうした殺人を名誉殺人とよび、年間1,000件も起きており、もちろんインドの司法はこれを殺人事件として裁いていますが、一般社会では容認する意見も多いとか。 カースト制度はインドの伝統であり、国家的な社会保障が未整備なインド社会では、一定の役割を果たしている、という話を聞きます。 それはそうなのでしょうが、付き合っている男のカーストが自分たちより下位だからといって、娘もろとも殺してしまうというのはいかにも乱暴です。 日本においては部落差別が根強く残っているようですが、部落出身の男もしくは女と自分の子どもが交際したからといって、二人とも殺してしまうなんて話は聞いたことがありません。 異文化を尊重しなければいけないのは当然ですが、殺人をも...
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障害者権利条約

精神障害を発症して、6年半になります。 最初はうつ病と診断され、次に適応障害、その後躁エピソードが現れて双極性障害に病名が変わりました。 躁エピソードは九カ月続きましたが、躁を抑えるリーマスという薬がよく効いて、今のところ一回だけで済んでいます。    しかし躁状態は、自分を神のような万能の人間であると思いこみ、浪費や乱暴を働く怖れのある危険な状態です。 この時、私は措置入院の危険があったわけです。 また、うつ状態の時には、役に立たない、この世に必要ない人間だと信じ込み、自殺や自傷の怖れがあり、こちらも危険で、措置入院の可能性があります。 措置入院は明らかに人権侵害ですが、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律によって、自傷他害の怖れがある場合に限り認められています。  私は幸いにして、通院治療で現在、寛解の状態にあります。 双極性障害は高血圧などと同じで、完治はほぼありえないということなので、寛解状態を維持し続けることが目標になります。 それでも、この法律があるかぎり措置入院の可能性は、今後とも0ではありません。 私の知り合いの多くの閉鎖病棟への入院経験者は、とても怖ろしく、ひどい扱...
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尖閣諸島 中国人船長釈放 

尖閣諸島の事件で、勾留されていた中国人船長を釈放する、との報に接しました。 沖縄地検によれば、日中関係を考慮した、とか。  地検が外交を配慮する必要があるのでしょうか。 法に反したのなら、法に基づき堂々と起訴すれば良いし、反していないのなら釈放すればよいことです。 外交を配慮する必要は全くありません。 明治24年、有名な大津事件がありました。 来日していたロシアの皇太子ニコライに、大津で警備にあたっていた巡査が切りつけて重傷を負わせ、日本政府はロシアへ気を配り、司法省に働きかけ、巡査を死刑にしようとしましたが、大審院院長が傷害罪で死刑は適用できない、と突っぱねて三権分立を守った、という事件です。 明治人は気骨がありました。 今回のケースは、日本政府から沖縄地検に圧力があったのか、沖縄地検が勝手に外交問題を忖度したのか不明ですが、「日中関係を考慮した」と発表したのでは、中国の圧力に屈します、と言うに等しく、嘘でもいいから「立件するだけの証拠がなかったためで、日中関係は何の関係もない」、と言うべきでした。 これで、国民の反発は高まり、菅政権の支持率は下がるでしょう。 そして中国は、日本は脅...
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前田検事

村木元局長の事件で、検事が証拠の日付を改ざんしていたらしい、との報道に接しました。 いったいなぜ。 しかもその矛盾を指摘したのが、村木元局長だというから、笑うに笑えません。 事件は追及するものだったはず。 それなのに事件を作り上げようとしたのですね。 権力を持つ者が、それを恣意的に行使しようとすれば、とんでもない事態になることは明白です。 おそろしい。 警察官の犯罪は時折耳にしますが、検察官の犯罪というのは、聞いたことがありません。 この上は、身内可愛さに甘い捜査ですませず、徹底的に追及してほしいものです。 あと、村木元局長はスター扱いで復職しましたが、課長時代に部下が不正を働いたことへの管理責任は忘れられてしまったのでしょうか。
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尖閣諸島

近頃尖閣諸島周辺で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突、漁船船長を公務執行妨害で逮捕した事件が世間を騒がせていますね。 もとをただせば、1970年代初期、どうもあのあたりで油がとれるらしい、と判明したとたんに中国、台湾が領有を主張し始めた、油ほしさの露骨な泥棒根性です。 日本では、この件に関し、領土問題は存在しないことになっています。 無視するほかありません。 しかし日の出の勢いの中国がどう出てくるかわかりません。 まさかいきなり武力で島々を占領するということはないと思いますが、予断を許しません。 そのときは、日米共同で、中国相手に戦火を交えることになります。 これが最悪のシナリオです。 ではこれを回避するにはどうしたらよいか。 日米協調して中国に対して、尖閣諸島周辺に軍事展開したなら黙ってはいない、ただちに精鋭部隊を同海域に派遣する、と軽くかましてみる必要があるでしょうね。 それでも中国が強引に海軍を展開させたなら、警告どおり、日米両軍からなる艦隊を対峙させるほかありますまい。 恐らく、攻撃してはこないでしょう。中国はそこまでのリスクは犯さないと考えます。 日米とまともに戦う気はない...
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