社会・政治

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投票

参議院選挙の日程が決まりましたね。 民主党は代表交代で支持率が急速に上がっているとか。 べつに政策が変わったわけでもないのに不思議な現象ですね。つまり民主党の支持が落ちていたわけではなくて、鳩山前総理の支持が落ちていただけ、ということでしょうか。 私は国政、地方選挙問わず、投票にはなるべく行くようにしています。 投票行動は一定しておらず、自民党に入れたこともあれば共産党に入れたこともあります。 私の祖母は、14年ほど前に亡くなりましたが、戦後の、初めての女性も含めた普通選挙に投票に行ったときのことを、熱く語ってくれました。戦前は、普通選挙が実施されていたとはいっても、男性にしか選挙権はなかったわけですから、祖母は自分が投票をする時代がくるなどとは、思っていなかったことでしょう。投票の引き換え券を胸に大事に握りしめて、投票所である小学校まで走って行ったそうです。 誰に投票したのか、と問うと、顔の良い男の人、と答えました。 それ以降もかかさず投票に行ったらしいですが、その都度、政策などは気にせず、顔の良い男に入れ続けたそうです。それも投票所に貼ってあるポスターを見てその場で決めるとか。 顔...
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活動写真

戦前の少年犯罪について書かれた本を読みました。主に少年院が収容者に聞き取り調査して、法務省の内部資料にしたもののようです。 このなかで、不良少年のほとんどは活動写真と冒険小説に耽溺しています。 今、冒険小説でも読めば読書家として誉められ、映画好きといえば高尚な趣味と感心されるでしょう。 ところが大正期には、活動写真を見るというだけで、不良と呼ばれ、現に良家の子女はそんなもの見なかったようです。 大泥棒が活躍する活動写真に影響されて泥棒を働いた、とか、放浪のガンマンに憧れて家出した、とか、そんな話たくさん載っていました。 今でいえば、ポルノを見て強姦するような感じでしょうか。 そういえば、高校生のころ、寅さんに憧れて、学校をさぼって柴又に行った、という級友がいました。暴力沙汰を起こして、退学処分になってしまいましたが、今頃どうしているでしょうか。 戦前期少年犯罪基本文献集 明治・大正編 1(全10巻)日本図書センターこのアイテムの詳細を見る
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サラリーマンから

久しぶりに、政治家一家出身ではない、サラリーマン家庭で育った総理が誕生しました。 なんでも村山富市総理以来というから驚きます。もう15年も、歴代総理は二世、三世だったのですね。 もちろん、二世だって、三世だって、選挙に当選してきた人たちだし、総理になるほど人望も能力もあったのでしょうが、それにしても殿様じゃあるまいし、15年も政治家一家に生まれた人しか総理になっていなかった、というのは、何やら異常ですね。 総理になったばかりですから、どういうことになるかは未知数ですが、前総理が人がよいというか、ぼんぼんというか、とにかく頼りない人でしたから、まだましなんじゃないでしょうか。サラリーマンでも、前任者が無能だと、着任したとき、まわりから有り難がられますね。そういう意味ではラッキーだったかも。 しかし同時に、前任者が無能だと懸案事項をたくさん残していくので、当面、苦労することになります。 まずはお手並み拝見というところでしょうか。
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タイゾー

お昼はインターネットでニュースチェックです。 その中で、元自民党衆議院議員、杉村太蔵氏が、立ちあがれ日本から次期参議院選挙に出馬する、というニュースがありました。 小泉チルドレンのなかでも、その庶民的な発言で注目を集めたタイゾー氏。 給料の高さや代議士が持つ数々の特権を数え上げて、舞い上がっていましたね。 政治には魔が棲むのか、一度覚えた甘い汁は忘れられないのか、性懲りもなく、議員を目指すのですね。 多くの議員が自らの倅や娘に選挙区を譲りたがる点を見ても、代議士というのはよほど旨味があるのでしょう。 年配の議員もなかなか引退しません。 すっぱり引退したのは、細川の殿様くらいでしょうか。 鳩山総理も、次の選挙には出馬しない、と明言していました。 二人に共通するのは、実家がお金持ちということですね。 金さえあれば、総理大臣なんていつでも辞められる、ということでしょうね。 おじいちゃんばかりの立ちあがれ日本にとっては、貴重な若手。自民党から見捨てられたとはいえ、その若さは魅力でしょう。 捨てられた若者と、自民党を見限ったおじいちゃんたち。  がんばってね。
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保身

保身とは、一般に自己の立場を守ることに汲々とする、あまり良くない意味で用いられることが多いようです。しかし本来は、「詩経」の明哲保身からきています。聡明で道理に通じていて、物事を的確に処理し、安全に身を保つこと、という意味です。 今朝の産経新聞のコラムで紹介されていました。 コラムでは、鳩山総理を元の言葉の意味から遠いところにいる、現在使われている「保身」の人だと、断じていました。 そうかもしれません。 しかし、人はおのれが可愛いもの。保身を攻める資格は、私にはありません。 そうはいっても、嘘を攻めることは許されてもいいでしょう。 普天間の迷走でも、事業仕分けで7~8兆円すぐにでてくるといった発言にしても、高速無料化にしても、嘘はいけません。 政治主導、という言葉を、官僚に高圧的に接することだと勘違いしているように思います。 官僚は法律に書かれたことを実行する組織。政治は法律を作る組織。 それなのに官僚が法律の原案を作り続けてきたというのは、政治の怠慢です。  立場の違う相手を互いに尊重しなければなりません。 日本は先進国中、際立って公務員の数が少ない、小さな政府なのですし。
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