社会・政治

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KY

朝のニュースで、あるコメンテーターが、某政治家の発言をとらえて、「空気が読めていない」とコメントしていました。 怖ろしい発言です。 近頃、KYとか言って、空気が読めないことを揶揄する風潮があります。 これは、ファシズムにつながります。 大方の人に流されて発言や行動を合わせるなどということは、してはなりません。 己が正しいと考えるなら、KYと言われようと、正しい行動をとるべきです。 私は、空気などという気持ちの悪いものは読みません。 KYと言われれば、それは褒め言葉と思うようにしています。
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金婚

天皇皇后両陛下がご成婚50年を迎えられたとか。 おめでたいことです。 私が思うのは、皇族のあまりの不自由さです。納税の義務はあるのに、選挙権や住居の自由などの社会権は認められていません。制度自体、時代錯誤という気がします。 よく、天皇制は日本文化の源だから、天皇制が廃止されたら日本文化は崩壊する、などとのたまう輩がいます。 私はそうは思いません。天皇制という伝統の上に、たとえそれが廃止されたとしても、新たな文化を創造していけば良いのです。我がくにびとは、その力を持っています。天皇制を維持するにせよ廃止するにせよ、人間である皇族に、人間として当然与えられるべき人権を与えることが重要だと思います。 権力がなく、過剰な権威だけがある人生とはいかなるものでしょうか。 鎌倉幕府第六代将軍で、初の皇族出身であった宗尊親王は、執権政治のため、将軍とはいうものの何の権力もありませんでした。京の都から鎌倉に下向して、何を思っていたでしょうか。 宗尊親王の歌に、「心をば むなしきものと なしはてて 世の為にのみ 身をやまかせん」というものがあります。自分を奮い立たせながら、虚無感が消えない、孤独感が感じら...
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天皇誕生日

今日は天皇誕生日でお休みでした。 天気もいいのに、家でごろごろ。 復職してもうじき三ヶ月。仕事以外は、ごろごろしてばかりいます。 もう少し活動的な休日を過ごしたいと思うのですが、ままなりません。 今は自然な回復を待つほかありません。
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改革の親分

かつて流行った改革とやらの親分が引退を表明しました。 私は、この改革が契機となって、最初のうつエピソードを発症しました。 国立の研究機関や大学が法人化され、会計制度が官庁会計から企業会計に変わりました。国立研究機関の会計事務を十五年も続けていた私には、天地がひっくり返ったような大事件でした。会計規則は法人化後も細部が決まらず、しかも当時、国立大学の本部契約総括主任だった私は、各学部の契約担当係からの怒気を含んだ問い合わせや、常駐している監査法人からの厳しい指摘に耐えなければなりませんでした。 法人化一年目を乗り切ったとき、私は、壊れていました。 二年目の8月から半年間、休職に追い込まれました。 正職員の大幅な削減と、多くの派遣職員の採用がセットで行われました。 しかも、派遣契約の入札は、派遣会社いじめともとれるような、過酷な予定価格をもって、行いました。 その予定価格を作ったのは、私です。 政府の方針によるものであり、まさに弱者切捨てでした。 政府関係機関は派遣会社をいじめ、派遣会社は派遣社員をいじめるのです。 私は、年功序列を悪いとは思いません。 圧倒的多数の人間は凡人です。凡人でも...
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バブル

テレビのニュースショーで、ジュリアナ東京の一夜限りの復活の様子が放送されていました。 バブル全盛時、私は大学生で、世の中の狂気じみた浮かれ騒ぎを、冷ややかに見ていました。 私が社会人一年生の時、バブルははじけ、世の中は失われた10年へと向かっていきました。私の社会生活は、始まりから、暗鬱な空気に包まれていました。  小泉首相の登場で、国家公務員だった私は、独立行政法人職員となりました。 給料は上がらず、人が減らされ、仕事は増える。職場のシステムは大変革を迫られる。そのストレスに耐え切れず、精神病を発症しました。 そして、今、年金やら、景気後退やら、赤字国債やらと、嫌な話ばかりです。 無常を感じずにはいられません。 精神病と社会状況のダブルパンチで、私はすっかり白けてしまいました。 それでも、生きなければならない。 そのしんどさに、私は呆然とするのです。
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