社会・政治 過激
1971年に起きた左翼過激派による渋谷暴動事件で警察官を殺害したとみられる容疑者が逮捕されました。 じつに46年前の事件です。 よくも46年も逃げおおせたものです。 容疑者も被害者も当時20代前半。 今では60代後半になっています。 普通のサラリーマンでいえば、新人が引退するまでの期間よりも長い間、逃げていたのですね。 時効とかはないんでしょうかねぇ。 その間の容疑者の精神の動きはいかなるものであったのでしょうか。 1971年当時は、まだ浅間山荘事件の前で、左翼過激派は一定の勢力を保ち、本気でわが国で共産革命を起こせると信じていたのかもしれません。 しかし、時代は変わり、左翼過激派は弱体化し、一般庶民の間に革命を望む声など皆無に等しくなりました。 その時代の移り変わりのなか、おのれが信じる思想信条はほぼ否定され、それでもなおそれにしがみつかなければ生きていけないとは、想像を絶する状態です。 左翼過激派は勢いを失い、その代替物のように現れた各種新興宗教も、オウム事件で息も絶え絶え。 過激な思考に陥るのは若者の常とはいえ、誠に愚かしいことです。 そしてまた、被害者となった警察官の遺族や元同...