社会・政治

社会・政治

呪う

今日からゴールデンウィーク。 2日と6日に休暇をとれば10連休になりますが、今の部署に移ってまだ一か月の私には、そんな余裕はありません。 暦どおりのお休みです。 面白くはありませんが、やむを得ざる仕儀と言うべきでしょう。 私は私の小さな問題を片づける能力しかありません。 いや、それすら無いのかもしれません。 まして遠い異国の争いなど、ただ傍観するだけです。 酷いことになってはいますが、私にはどうすることもできません。 人間というもの、よほど争い事が好きなようです。 自分を救うことさえ出来ないとは、私は私を呪うしかありません。
社会・政治

3.11 あれから11年 

今日は3月11日。 東日本大震災の日です。 思えばその時、私は職場復帰していくらも経っておらず、管理職の配慮により、暇な部署でのんびり過ごしていました。 ところが午後2時過ぎだったでしょうか、強い揺れが起こり、職員は急遽玄関前の庭に避難するよう放送で命令がありました。 直後、私鉄、JR、バスなど、あらゆる交通機関が完全にストップしていることが判明。 建物に大した損傷はありませんでしたが、即時帰宅が命じられました。  しかし公共の交通機関が動いておらず、帰るに帰れない者たちは、職場に段ボールを敷いて眠るしかありませんでした。 私は車通勤でしたが、普段なら30分で着くところ、激しい渋滞でわずか14キロの距離に5時間もかかりました。 途中休憩のためコンビニに寄ったのですが、早くも水やおにぎり、弁当などは全て売り切れで、トイレにも長蛇の列。 その時は東北の惨状など知る由もなく、何が起きたのか分かりませんでした。 帰宅してテレビを見て初めて、大地震や津波によって、東北地方はひどいことになっていると知りました。 特に津波に流されていく車や家屋には、ひどいショックを受けました。  復職して間もない私...
社会・政治

プーチンの終わり

ロシアによるウクライナへの侵攻、まだ終結する気配はありません。 ロシアはウクライナのNATO加盟を許すまじと侵略を始めたわけですが、ジョージアとかフィンランドとか、今までNATO加盟の意志を示してこなかったロシア周辺の国々が、大慌てでNATO加盟を求めていると聞きました。 NATOに加盟していれば、侵略された際、共同で防衛してくれるでしょうから。 おそらくプーチンは、ウクライナのごとき小国は、ロシアのような大国に攻撃されれば、ひとたまりもなく降伏すると思い込んでいたのではないでしょうか。 甘い。 ウクライナは言論の自由があり、民主的な国家です。 そのような国は、全体主義的、権威主義的な体制に組み入れられるのを嫌います。 まして今は情報革命の真っ最中。 新聞やテレビのニュースよりも早く、SNSで動画付きの情報が得られます。 そこにはフェイクニュースもあるでしょうが、多くは本物と見て良いのではないでしょうか。 世界は最前線の動画を見ることができ、そこで何が起きているか知ることができます。 いくらロシアやその友好国が情報を遮断したところで、他の国々にまでそんなことをすることは出来ません。 私...
社会・政治

貧しい国へ

日曜日。 同居人は今日も実家で義母のお世話。 大変です。 私はひとり、寅さんのDVDを2本借りてきて、しばし、笑い転げました。 最近、寅さんばかり観ています。 寅さんをはじめ柴又の人々の切れの良い江戸弁も爽やかで、耳に心地よい。 失恋しては旅に出る寅さんの姿には哀愁が漂い、何度観ても飽きさせません。 すでにシリーズの全てを観ていますが、つい、2回、3回と借りてきてしまいます。 明日からの仕事を思うととてつもなく憂鬱になりますが、これが勤め人の辛いところ。 寅さんのような渡世人には渡世人の辛さがあるごとく、勤め人には勤め人の辛さがあります。 わずか48時間前、金曜日の夜には格別の解放感を覚えますが、日曜日の夜はその真逆。 48時間前に戻りたいと毎週思います。 会議資料の作成、会議のお世話、印刷物の作成、そして年度末の予算の管理執行、わずかばかり狂気じみた職場の人々。 どれも辛いことばかり。 世のサラリーマンがみな同じ思いをしていると自らを慰めてみても、他人が辛いからといって自分の辛さが軽減されるわけではありません。  思えば就職して30年、時代は悪い方へ悪い方へと向かっていきます。 就職...
社会・政治

戦後はない

今朝は珍しく早朝4時に目が覚め、もう眠れませんでした。 土曜日で気分が上がっているせいかもしれません。 5時には早くも朝飯を食いました。 卵と納豆で白飯をたっぷり。 平日は朝コンビニに寄ってサンドウィッチを購入し、職場で食すことが恒例になっていますから、白飯の朝食は休日にのみ許された贅沢です。 その後8時に内科に行き、コレステロールを下げる薬をもらいました。 帰宅後、ソファでウトウトとしてしまいました。 さすがに4時起きは早すぎたようです。 BSで山本五十六と軍縮会議のドキュメンタリーを鑑賞。 山本元帥、日米開戦を阻止しようと努力しながら、結局は真珠湾攻撃の中心人物になってしまったという悲劇の海軍軍人です。この番組を観るかぎり、海軍は軍縮交渉を受け入れるべきだとする人々が次々に予備役(事実上の首)にまわされたり左遷されたりするなかで、山本元帥だけが海軍内部で出世していったそうです。 山本元帥、忍び寄る日米開戦の足音を聞きながら出世していくことに、忸怩たる思いを抱いていたのではないでしょうか。 山本元帥は米国と戦えば、2年くらいは太平洋を舞台に日本海軍は大いに暴れて見せるが、その後は彼我...