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映画

黒沢清監督のホラー「叫」を観ました。 赤い服を着た幽霊を演じた葉月里緒奈が久しぶりの映画出演で、怖ろしいことこの上ない。 怖い役をやらせたら、この人か菅野美穂。 「富江」の菅野美穂は怖かったですねぇ。 この映画、荒涼とした雰囲気の東京湾岸地区や、日本の団地では在り得ない広くてしゃれた間取り、役者の衣装など、やたらと格好良くて現実離れしていますが、肝腎のストーリーはといえば、黒沢清監督作品とは思えないほどわかりやすく、すべの謎を解決してくれちゃってます。 最近はやりの語り手が悪役というありがちなオチもいただけません。 雰囲気は最高なんですが、脚本がわるいんじゃないかと思いました。 ハードボイルドな雰囲気のスタイリッシュな映像美を楽しみたい向きにはお勧めですが、ホラー本来の恐怖を味わうには物足りません。叫 プレミアム・エディション 役所広司AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(D)富江 及川中,伊藤潤二大映↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
社会・政治

性転換

今朝の新聞に性同一性障害の特集記事が掲載されていました。 ホンダの40代後半の男性社員が性同一性障害と診断され、3年の月日をかけて職場の同僚に事情を説明し、はれて性転換手術をうけ、女性技術社員として勤務しているそうです。 この人には20年連れ添った奥様がいるそうですが、離婚し、今は友人同士として同居しているとか。 考えられるかぎり、最も恵まれた性同一性患者といえましょう。 一方、性同一性障害を理由に仕事に就けず、やむを得ず生活保護で暮らしている人も多いとか。 性転換手術という新しい技術のせいで新たに生まれた問題ですね。 そんな技術がないころは、女性っぽい男性もしくは男性っぽい女性として生きていくより他なかったでしょう。 そもそも病気という認識がなかったように思います。 しかし患者の告白を聞くと、自分の下半身を見て吐き気に襲われ、涙がとまらなくなったとか、膨らみ始めた胸がいやでさらしでぎゅうぎゅう巻いたとか、ほとんど精神疾患としか思えない症状を呈しています。 精神症状を外科的手術で解消できるならこんなありがたいことはないでしょう。 日本のタレントにはオカマであることを売りにしている人がた...
映画

チャイルド・コレクター

雨の多い町で幼女連続殺人が起きる映画「チャイルド・コレクター」を観ました。 幼女の遺体はいずれも沼や池で発見されており、この映画が水と深い関係にあることを連想させます。 デニス・ホッパー演じる定年間近の老刑事が事件を担当します。 一方、警察署長は、市長に命じられてマフィアのボスに犯人の暗殺を依頼します。 狂犬のような二枚目のマフィアが犯人を追い詰めていきます。 老刑事と家出した娘との再会、犯人の少年時代のトラウマ、市長や警察署長とマフィアとの癒着。 あまりに多くの題材を取り込みすぎて、かえって薄味の映画に仕上がっています。 善人面した老刑事が、最期には怒りを爆発させて、この映画には悪人しか出演していなかったことが知れます。 あまりにも多くの狂気を演じてきたハリウッドの異端児、デニス・ホッパーが渋い良い味をだしていましたが、彼には役不足だったのではないかと思います。チャイルド・コレクター~溺死体~ デニス・ホッパーエムスリイエンタテインメント↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
思想・学問

孤独死

最近大マスコミで無縁社会やら孤独死やらを多く取り上げますね。 無縁社会はプライヴァシーの重視や個人の尊重などの新しい価値観がもたらしたもので、それ自体は悪いことではありません。 また、無縁というのは個々人の感じ方の違いで、同じ境遇にあっても平気な人もいれば無縁だ、と言って苦しむ人もいます。 客観的な無縁社会なんてありえません。 君子の交わりは淡きこと水の如し と、「荘子」にあります。  また、  犀の角のようにただ独り歩め と、「スッタニパーダ(原始仏典)」にあります。 人は人との交わりを減らして、己一人の内奥を探索すべきだということでしょう。 孤独は求めるもの、怖れるものではありません。 また、孤独死といいますが、孤独でない死というのはあるんでしょうか。 おそらく死に至る一定の期間孤独に苦しんだ、ということで、死そのものは孤独でしかありえないものです。 死の床に百人もの家族・親族・友人・知人が集ったところで、死が持つ本来的な孤独は解消しえないでしょう。 むしろ、こいつらは元気なのに俺だけ死ぬとはなんと孤独なことだ、と孤独感を深めるかもしれません。 死が孤独で怖ろしいものであることが自...
社会・政治

予算

予算関連法案、年度内成立が難しくなってきましたね。 そう思っていたら、先ほど、ある民主党幹部が公明党幹部に対し、菅内閣総辞職と引き換えに予算関連法案賛成にまわってくれないか、との話をもちかけた、というニュースを見ました。 予算関連法案が通らないと予算が執行できず、4月から国民生活もお役所も大混乱をきたすのは必定。 大将首を差し出すから寝返ってくれとは、ずいぶん時代がかった話ではありますが、民主党にしてみれば何が何でも通さなければならない法案だったんでしょうね。 公明党がこれを受ければ、自然と民公連立内閣ということになるんでしょう。 自民党を飛び出して立ちあがれ日本を作ったかと思ったら今度は民主党に乗り換えた与謝野大臣といい、今回の話といい、権謀術数渦巻く政界は何でもありなんですね。 でも菅総理の後は誰がやるんでしょう? こんな貧乏くじを引く人がいるんでしょうか? 前原大臣とか岡田幹事長とかの名前が挙がっていますが、ことここに至っては、予算関連法案の是非を問う解散しかないような気がします。 無理に民主党が政権のたらいまわしをやっても、安倍・福田・麻生とたらいまわした自民党と同じ轍を踏むだ...
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