スポンサーリンク
文学

限界国家

今日は近未来に対する警告の書とも言うべき小説を読みました。 「限界国家」です。 限界集落という言葉がありますが、それをもじった、あるいは拡大した概念です。 老いた財界の大物が少子高齢化が進み、伝統的な日本の文化が失われつつあることを憂い、あるコンサルティング会社に20~30年後の日本社会がどうなっているかを報告書にして提出してほしい、と依頼するところから物語は始まります。 その後は延々とコンサルティング会社の上司部下、最先端のベンチャー企業社長にして現役の大学生でもある男らとのスリリングな会話が続きます。 地の文が少なく、会話が多いのが特徴です。 ベンチャー企業の若き社長はネット社会には国境という概念は存在せず、守るべき国家も伝統も無いと断言します。 圧巻なのは、財界の大物の老人とベンチャー企業の社長が直接対話する場面です。 日本の行く末を案じる老人に、こんな社会にしたのは1世代、2世代前の老人たちで、それ若者にたてなおしてくれと言われても困ると応えるベンチャー企業社長。 現代は先を読めない者にとっては悲劇、先が読める者にとっては喜劇、というフレーズが心に残ります。 56歳の私の考えは...
仕事

老いたり

今日は命令により日曜出勤。 嫌になりますが、代わりに明日がお休みです。 そう思えば、理不尽な日曜出勤も耐えられるというものです。  最近、自分が馬鹿になってきたように感じます。 物覚えは悪いし、ちょっと前のことをすぐに忘れてしまうし、若年性認知症なんじゃないかと思うほどです。 それが加齢による普通のことなのか、私に異常事態が迫っているのかは分かりません。 それと情報系にめっぽう弱くなったこと。 職場にいる20代の若手職員は、論理的にはコンピューターやスマホのことを理解していなくても、直感的に分かってしまうようで、初老に達したおじさんには神業のように見えます。 私が就職した頃はウィンドウズ95が発売される前で、ワープロで仕事をしていました。 通信手段は電話と手紙とファックスだけです。 おそろしく時間がかかります。 そしてパソコンの出現。 これが仕事のやり方を根本的に変えました。 メールの他にもスラッグだとかいうものがあって、情報は瞬時に飛び交います。 メールは一日に50通以上届きます。 おじさんには辛い道理です。 もう付いていけないように感じています。 そろばんやワープロで仕事をしていた...
文学

猫を棄てる―父親について語るときー

今日は珍しくエッセイを読みました。 大体において私は嘘八百を描いた物語を読むのが好きで、エッセイはあまり好みません。 まして学術書は20代の体力と知識欲が旺盛だった時期にしかほとんど読んでいません。 で、読んだエッセイ。 村上春樹が珍しく父親について綴った「猫を棄てるー父親について語るときー」です。  この作家が身内について語ることは珍しく、興味深く読みました。 兵隊に3度も取られながら生きながらえた父。 そして当たり前のように父と不仲になっていく一人っ子の村上春樹の物語が語られながら、運命のいたずらのように生き残った父と、大阪空襲を生き残った母が結婚して今の自分が存在するする不思議を描き出しています。 運命というよりたくさんの偶然が重なって現実が生まれると言う不思議さを壮大な筆致で描いて見せます。 エッセイというより、哲学書のような趣です。 是非ご一読ください。 購入はこちらから    ↓
仕事

殺人的

8月31日の日曜出勤から昨日、9月4日まで、殺人的な忙しさでした。いくつもの仕事を同時並行的にこなさなければならず、苦労しました。今日は嘘のように余裕があります。忙しい日もあれば楽な日もある、そんな当たり前のことに、改めて気づかされました。あぁ、疲れた。
闘病

病院

週末。 明日は出勤を命じられているので、今日だけのお休みです。 それなのに今日はあんまりゆっくりできません。 先ほど眼科に目薬をもらうために行ってきました。 9時から11時まで。 夕方には精神科の診察があります。 なんだか最近病院にばかり行っている気がします。 これが老化の第一歩というわけなんでしょうね。
スポンサーリンク