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仕事

中くらい

昨夕、4月1日付け異動者、採用者、退職者の内示がありました。 私は同じ課の別の島へ横滑りということで、私を悩ませてきた2つの係を見なければならないという重圧からは逃れられそうです。 しかし残念なことながら、現在空席のその席に補充はありませんでした。 上からは新規採用がさらに増やせればそれを充てたいとのこと。 なめられたものです。 で、当然ながら私の後任者が私と同じ苦しみを味わい、私はそれを見なければならないというだけでも、気分が汚染されそうです。 しかも後任者、少々気分の浮き沈みが激しい人で、上司や部下と衝突してしまう可能性があります。 前任者としての意見を求められるのも嫌ですし、そんな時は離席もやむを得ないかなと思っています。 異動できたことは素直に嬉しいですが、状況を考えると、目出度さも ちう位なり おらが春、と言う小林一茶の句に似た心境でしょうか。 一茶句集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)小林 一茶KADOKAWA
文学

ホテルローヤル

春の瘴気濃い年度末の日曜日。 この時季はいつもそうですが、狂おしいまでの焦燥感と不安感に駆られます。 わが国の学年暦は4月を初月とします。 そのため多くの新入社員は4月入社。 国の会計年度も3月まで。 私の職場も当然3月で年度末ということになります。 このブログで何度も報告したとおり、6月以来私は2つの部署を一人でみる羽目になり、それがゆえ精神の落ち込み激しく、ついには上司に人を付けるか私を異動させるかどちらかにしてくれと訴え出ました。 とにかく4月の年度替わりまでは待ってくれという返事だったので、今は内示が楽しみなような怖ろしいような、複雑な心境です。 来年度もこの体制だったなら、長期の病気休暇に突入してしまうでしょう。 鬱々とした気持ちながら、じつに久しぶりに小説を読みました。 小さな現実逃避でしょうか。 読んだのは桜木紫乃の直木賞受賞作「ホテルローヤル」です。 北海道の湿原を背に建つ小さなラブホテル、ローヤルでの人間模様を7編の短編小説で紡いだ作品です。 面白いのは、すでに廃業して廃墟となったホテルを舞台にした作品から始まり、現在から過去へと現実とは逆の時系列で物語が語られること...
文学

後追い

昨日、今日と同居人が風邪に臥せってしまいました。 昨日の朝高熱を発し、すぐに内科に行って検査したところ、コロナでもインフルエンザでもなく、風邪との診断。 咳がひどく、咳止めやら解熱剤やら抗生物質やらが処方されましたが、薬効確かではありません。 2日間、私はリビングダイニングで過ごし、飯も一人。 同居人は粥を食うために出てくる以外はずうっと寝室で過ごしていました。 感染を怖れて私はリビングに布団を敷いて寝ました。 ドア一枚隔てただけですぐそこにいるのに、なんだか寂しい気持ちが続きました。 べつに難病に冒されたわけでもないのに。 同居人に頼ること著しいものがあります。 若い頃はそうではありませんでした。 いつでも離婚して良いとさえ思っていました。 私は独り暮らしの経験が3年ほどあり、ために一通りの家事をこなすことができます。 独り暮らしは快適でしたし、そこに戻ることに躊躇はありませんでした。 しかし双極性障害を発症してから、少しづつ同居人への依存が始まり、今ではこの体たらくです。 全くもってお恥ずかしい。 よく老いて連れ合いを亡くすと、男のほうががっくりきてしまい、女は逆に生きいきするとか...
散歩・旅行

金曜日、ショッキングな事実がありました。 私の部署で働いていた再任用の超ベテラン職員が突如電話してきて、仕事を辞める、もう出勤しないと言うのです。 引継ぎすら拒否されました。 ある程度仕事を任せていたので、どうしてよいか分かりません。 それでなくても6月から二つの部署を見ることになり、ヘロヘロだというのに。 私の精神はどうなっちゃうんでしょうか。 少し気分転換しようと、湯島天神梅まつりに出かけました。 ここは小規模ながら多くの屋台が出、人出も多く、舞台なんかもあったりして、祭り気分を盛り上げてくれます。 しら梅に 明くる夜ばかりと なりにけり このブログで何度も引用した与謝蕪村の辞世です。 よほど白梅がお好きだったと見えます。 永遠に白梅に包まれて眠りたかったのでしょうか。   梅昆布茶と椎茸茶の試飲をさせてもらい、両方とも購入。 同居人は猫の手ぬぐいをも購入していました。 その後上野公園を散策し、松坂屋で聘珍楼の弁当を購入して帰りました。 気温は低いながら良く晴れて風も無い穏やかな日でした。 しかし明日からの出勤を控えた今日という日、私は精神的に耐えられるか不安です。 最近ブログにア...
散歩・旅行

涅槃会

昨日は晴れて風も無く、穏やかな一日に恵まれました。 そうなるとどうしても小さな漂泊の思いに駆られ、車を西に走らせました。 時あたかもお釈迦様が涅槃に入られた日。 いわゆる命日です。 芝の増上寺で涅槃会を行い、日頃観ることが出来ない巨大な曼荼羅を観られるということで、首都高を増上寺目指して走りました。 当たり前ですが、増上寺は東京タワーのすぐ近くに立地しているため、以下のような景色が楽しめます。 スカイツリーよりも派手です。 涅槃会の法要が終わり、昼食を摂ってから、折角だからということで東京タワーに登りました。 30年以上ぶりです。 高い所から地上を観ると、人間の活動が馬鹿々々しく思えてきます。 チマチマと運動したり、車を転がしたり、高層ビルの工事をしたり。 馬鹿と煙は高い所が好きだとか申します。 それなら高い所に登って神様のような視点で町を見下ろす私も馬鹿者だということでしょうか。 境内には早くも梅が咲いていました。  もう春なんですねぇ。 その後銀座まで歩き、銀座三越で中華弁当を夕食用に購入しました。 それにしても銀座は外国人で溢れ返り、どこの国やら分からなくなっていました。 最近オ...
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