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文学

名月

今宵は中秋の名月。 首都圏では、きれいなお月様が拝めそうです。 ススキや団子を用意する暇はありませんが、自宅のベランダから、月見酒としゃれこみたいと思います。 名月や 池をめぐりて 夜もすがら 松尾芭蕉の句です。 月を見ながら池のほとりを散策していたら、夜が明けてしまった、という意でしょうか。 だとしたら、月の美しさをひたすら称揚する、耽美的かつ、昂揚感が感じられる句ですね。 芭蕉全句集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)雲英 末雄,佐藤 勝明KADOKAWA / 角川学芸出版 一方、同じ松尾芭蕉に、 俤(おもかげ)や 姥ひとり泣く 月の夜 という句もあります。  一人月を眺めていたら、すぐ近くに、月を眺めながら泣いている老婆がいた、ということで、前の句とはだいぶ趣が異なります。 月の美しさのみならず、月の儚さ、さらには人の生というものが持つ根源的な儚さを感じさせ、胸に迫ります。 私が今宵、月を観てどんな感慨にふけるのかは分かりません。 ただ、来し方を振り返ることはせず、今日のことと明日のことのみ考えたいと思います。 今日と明日のことだけを考えて暮らす生活。 それこそが、精神障害の完全...
文学

ふたりの季節

昨夜は小池真理子御大の「ふたりの季節」を読みました。 文庫本で130頁ほどの中編。 1時間もあれば読み終わる、気楽な作品です。ふたりの季節 (幻冬舎文庫)小池 真理子幻冬舎 読後感は、なんだかさっぱりしているなぁ、というもの。 この作者には珍しいかもしれません。 ドラマティックな展開のない、小品だからかもしれません。 50代半ばの由香。 忙しい毎日を送っていますが、短い夏休みをとって、カフェでくつろいでいるところ、偶然、35年ほど前に別れたかつての恋人、拓と再会します。 物語は、カフェで2人が数時間語り合いながら、2人が青春時代を過ごした1970年代初頭を回顧するという短いものです。 高校から大学のはじめにかけての2人の恋。 結婚の約束までしながら、これといった理由もなく、2人は別れてしまいます。 その後30数年。 それぞれに結婚し、子供も成人しています。 会話のなかで、由香は離婚し、拓は妻と死別していることが語られます。 私は1969年生まれなので、1970年代はじめの風俗というか、時代感覚がよく分かりません。 物語では当時流行った音楽や映画、小説のことが多く語られますが、私にはもう...
文学

人魚

もうすっかり秋ですねぇ。 この前の土曜日には、稲毛の浜を散策しました。 秋の海。 なかなか風情があります。 秋の暮 大魚の骨を 海が引く 西東三鬼の句です。西東三鬼全句集三橋 敏雄沖積舎 秋の海で、大きな魚の骨が海を引いていく、ということかと思います。 稲毛の浜は内海ですので、たいした波とてありませんが、まるで私自身が海に引きずり込まれるような錯覚に陥る句です。 もしかしたら、私は何もかも投げ出して海に引きずり込まれ、大海を自由に泳ぐ、男ながらの人魚になりたいのかもしれません。
仕事

会議

今日は午前中も午後も会議でした。 それぞれ2時間づつ。 神経をすり減らすような、意見のぶつかり合いに、疲労しました。 それでも、今の私はへこたれません。 かつてのような、可哀想な精神障碍者では、もはやありませんから。
その他

微熱

最近の気候の乱れのせいか、今朝7時に起きたら、腰が重く、目が熱い感じがしましす。 おかしいな、と思って熱を測ったら、微熱があります。 食欲はあったので、卵かけご飯とソーセージを食い、パブロンを飲んでまたまたベッドへ。  13時に目が覚めて、昼は生たらこで白飯を茶碗に一膳食いました。 少し調子が良くなったので、秋冬のスーツを出し、夏の着物や浴衣、ジャケットやスラックスなどを近所のクリーニング屋に持ち込みました。 もうすっかり秋ですねぇ。 明日は私が直接事務を担当する会議がありますから、休むわけにはいきません。 今日は大人しくして、明日に備えましょう。
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