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精神障害

精神病薬

昨日は4週間に一度の精神科の通院日でした。 二か月前に処方されたトリンテリックスという新しい抗うつ薬が効いているようで、憂鬱感や不安感が少し和らいだこと、膨大な仕事を目の前にして何から手をつけてよいか分からなかったのが、一つ一つ片づけようという気分になったことを話したら、精神科医は喜んでくれました。 もう一つ、これは言いたくない話です。 私は20年以上前から高血圧と高コレステロールのため内科に通っているのですが、ある時お酒を呑まないと寝つきが悪い、という話をしたところ、内科医からお酒を呑むくらいなら睡眠導入剤を飲んだほうがよいと言ってマイスリーという薬を処方され、毎晩飲んでいることです。 本来睡眠導入剤は精神科の領域ですし、マイスリーという薬、癖になるとかで、あまり評判が良くありません。 精神科でそのことを言ったら叱られ、服薬を禁じられるかもしれないと怖れていたのです。 しかし精神科医、「あ、良いですよ。それよりアルプラゾラム(抗不安薬)を切りたい」と言いました。 ほっとすると同時に、抗不安薬を止めるのは何としても避けたいと思って、「抗不安薬を飲まないと日常生活に支障を来す」  と泣き...
文学

ワン・モア

昨日の日曜日は入院している親族の見舞に行きました。 痩せて元気がなくなってはいましたが、生きるの死ぬのというほどのことではなく、良かったと思います。 50代半ばですので、闘病の体力もあるものと思います。 少々遠い所だったので、行きかえり、小説を読みました。 近頃お気に入りの桜木紫乃の「ワン・モア」という作品です。ワン・モア (角川文庫)桜木 紫乃KADOKAWA 安楽死の罪を犯し、大病院から離島の診療所へと左遷された女医と、元同僚でがんの告知を受けた女医の二人を中心に、関連する人物が次々に主人公として小さな物語が紡がれる連作短編集の体裁を取っています。 二人の女医、死に行く側とそれを現代医学の力で遠ざけようとする側、それぞれの葛藤が描かれて迫力があります。 それ以上に、医師を目指しながらそれが叶わず、放射線技師となって複雑な思いを抱える男の葛藤や恋、女医の元でDV被害による傷の治療を受ける若い女性、女医の元で働く中年看護師の恋など、生きること、死ぬことへの恐怖や諦め、生その物の発露ともいえる恋愛などが螺旋階段のように絡まりあって描かれ、とても魅力的な物語になっています。 さらにその底に...
散歩・旅行

紅葉

いよいよ師走。 昨日今日とひどく冷えます。 昨日は久しぶりに東京散歩を楽しみました。 週末お上りさん復活です。 コロナ前と違うのは、車ではなく電車で移動したこと。 コロナで長いこと高速道路を使わずにいたら、なんだか運転が怖くなってしまいました。 かつては運転が好きだったのですが、今は恐怖でしかありません。 で、紅葉を見ようと思い立ちました。 できれば六義園か皇居東御苑が良いと思ったのですが、webサイトを見るとどちらもひどく混雑するらしいことが分かりました。 そこで紅葉はわずかながらゆったりと楽しめる日比谷公園を目指すことにしました。 東京駅丸の内口に降り立ち、有楽町方面へ。 有楽町、日比谷、銀座と言ったあたりは子供の頃親に連れられて芝居や映画を観に行った思い出の地です。 中学生の頃通っていた塾もこの辺りにありました。 変わらない面もあり、大きく変わった面もあり。 時の流れを感じずにはいられません。 日比谷公園では所々紅葉が楽しめました。  こんな感じです。 都会の中のオアシスと言った風情です。 日比谷公園の中にあるタリーズでパスタと紅茶の昼食。 だらだらと一時間半もおしゃべりに興じて...
文学

眠る

昨日はブラック・フライデーのセールを行っているということで、そごう千葉店に出かけました。 以前、千葉駅近くにはそごうの他に三越が在って、三越にばかり行っていたのですが、閉店して跡地はタワーマンションになってしまいました。 以来、不本意ながらそごうに通う羽目になりました。 ブラック・フライデーのお目当てはダウンのコートを買うこと。 昨年、カシミアのコートを大枚17万円をつぎ込んで購入し、これを愛用していたのですが、本当に寒くなる真冬はダウンのほうが良かろうと思い、買いに出かけた次第です。 愛用のスコッチハウス、ブルックスブラザーズ、ニューヨーカーなどいくつかの店舗を見て回り、結局最初に見たスコッチハウスで濃紺のダウンコートを購入しました。 15%OFFで8万円ほど。 カシミアに比べると安いです。 その後本屋に立ち寄り、最近お気に入りの桜木紫乃の小説を2冊と、珍しく城山三郎の晩年の手記を購入しました。 早速、今日の午後「そうか、もう君はいないのか」という城山三郎の手記を読みました。 学生時代に出会った当時女子高生の奥様との初恋が語られ、結婚生活、そして奥様が癌に倒れて亡くなるまでを描いたも...
精神障害

世界一

今日の千葉市はひどく寒く、冷たい雨が降っています。 真冬です。 うつ病や適応障害の患者は天候に依って体調が左右されやすく、雨で寒いとなるとてき面です。 双極性障害でこのところ落ち気味の私も例外ではなく、今日は仕事を休んでしまいました。 突然の体調不良で休むといつもそうですが、ひどい自己嫌悪に陥ります。 で、禁断の昼酒を呑んでしまいました。 少々呑んでも落ちた心は却って眠気を吹き飛ばし、寝逃げしようとしても無駄です。 ひたすらに緊張し、不安になり、悲哀甚だしく、世界一不幸だと思ってしまうのは病ゆえでしょう。 ただ己の愚かな精神を嗤うばかりです。
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