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社会・政治

天邪鬼

3月13日から政府の方針に従って、私の職場でもマスクの着用は個人の判断ということになりました。 それでもほぼ全員、マスクを着けています。 ほぼ、というのは、私が着用を止めたため、全員では無いからです。 すなわち私以外の全員がマスクを着用していたわけです。 コロナが怖くないからマスクを外したわけではありません。 私は天邪鬼なところがあって、大勢が行っていることの逆に走ってしまいがちです。 もしかしたら、多くの人がマスクの着用を止めたなら、私は着用していたかもしれません。  私は同調圧力がかかると、それに反発したくなります。 みんな一緒というのが大嫌いなのです。 そもそもみんなという 言葉が胸糞悪い。 みんなとは、誰と誰のことなのかと問いたくなります。 少なくとも私は、これまで一度も、みんななる気色の悪い集団に加わったことがなく、孤高を旨としてきました。 それがマスクを止めた唯一の理由と言っても過言ではありません。 わが国民は、多勢に流される傾向があります。 何かをやれと言う時、 米国人はヒーローになれますよ、 英国人は紳士と呼ばれますよ、 日本人はみなさんそうされていますよ、 と言うのが...
社会・政治

少子化対策?

岸田総理が少子化対策のラストチャンスとか称して、その対策なるものを打ち出しました。 主に子育てに係る経済的支援や男性の育児休暇取得増を目指しているように見受けられます。 私はこれに非常な違和感を覚えました。 出産の前提は、まずはパートナーを得ることです。 かつてはお見合いや世話焼きおばさんの活躍などにより、ある程度の年齢になると適当な相手と結婚したものです。 別にとくだん惚れていなくても、それはそれとして結婚することが多かったように思います。 しかし、1980年代後半に男女雇用機会均等法が制定されて結婚より仕事を選ぶほうが格好良いような風潮が生まれました。 さらには1990年代初頭に「結婚しないかもしれない症候群」という本が流行ったり、結婚しない生き方を煽るような雑誌が売れるようになり、未婚率が上昇していきました。結婚しないかもしれない症候群 (角川文庫)谷村 志穂角川書店結婚しないかもしれない症候群 男性編 (角川文庫)谷村 志穂角川書店 そしてお見合い結婚が激減して、適当な相手と年頃になったら結婚する、という美風が薄れていきました。 今ではお見合いという言葉さえ死語となり、婚活とい...
文学

追悼 大江健三郎

昨日、大江健三郎が亡くなったというニュースが飛び込んできました。 88歳、大往生と言ってよいのでしょうね。 ノーベル文学賞を受賞した偉大な小説家でしたが、私はほんの10冊も読んでいません。 書かれている内容はともかく、文章が読みづらいのです。 悪文と言いましょうか? 同じノーベル文学賞を受賞した川端康成先生の流麗な文章とは対照的でした。 一説には英語で書いて訳させているのではないか、という噂までありました。 そんなことは無いと思いますが、翻訳調の不自然なものでした。 そこが苦手な点の一つ。 もう一つは、変に政治的な香りを纏っていること。 日本国家からの文化勲章は断っておきながら、スウェーデン王立科学アカデミーからのノーベル文学賞は嬉々としてうけるという無節操ぶりが不気味でした。 日本が嫌いだったんでしょうねぇ。 好悪の違いはあるにせよ、人生の闘いを終えた魂が安らかであることを祈ります。
その他

緩慢な自殺

今日、同居人は休日出勤を命じられ、私は一人でのんびり過ごしました。 一週間分の食料の買い出しに行った他は、眠ったり、You Tubeで遊んだり、無為に時を過ごしました。 読書という悪癖からも離れ、私の精神は落ち着いています。  激躁状態だった時期には悪行に走ったりしましたが、大量の精神病薬を飲むようになって、体調は安定しています。 寛解に至って職場に完全復帰してから13年。 もう若いやつは私が病人であることすら知らないでしょうし、今の私を見て病気を持っていると思うやつもいないでしょう。 就職してから、この3月で丸31年となります。 ずいぶん長く働いてしまいました。 結婚してからは6月で丸25年。 我儘で傲慢で精神病患者の私のような愚か者と25年も生活をともにしてくれた同居人には感謝しています。 互いに干渉しないことにしているので、一度も喧嘩したことがありません。 そもそも喧嘩する原因がありません。 意見が相違し、擦り合わせることが不可能ならば、互いを尊重して放っておけば良いし、意見の相違を放っておくことが出来ないのならば、冷製に話し合えば良いだけです。 感情的になって罵りあうなんて馬鹿...
散歩・旅行

千葉公園

ここ一年ばかり、土曜日は毎週同居人が施設の義母の元を訪れ、午前中いっぱい帰ってこないことが通例となっていました。 ところが今週は、午前中風呂に入れもらえるからと、義母から夕方来てほしい旨の連絡がありました。 陽気も初夏を思われるものであったため、午前中、同居人と千葉公園に出かけ、その後は千葉駅に歩いていき、お昼にパスタを食し、少しそごう千葉店を冷やかして帰宅しました。 じつに気持ちの良い散歩です。 一年もの間、土曜日は午後近所を40分ばかり散歩するだけで、出かけるということはありませんでした。 千葉公園は車で10分もかからない近場ですが、そんなことさえ、今の私にはとてつもなく貴重な時間に感じられ、大いにリフレッシュできました。  日曜日は洗濯をし、一週間分の食料を買いに行き、掃除をしと、家事に明け暮れるので、なかなか外出できません。 千葉公園では花を愛で、引退したSLに時の流れを感じました。 コロナ禍、義母の衰え、そんなことが重なって好きな散歩もできずにいました。 まして都内へ散歩に出かけるなど夢のまた夢で、こういう生活がいつまで続くのだろうと鬱々とした週末。 とりあえず今度の月曜日か...
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