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社会・政治

臥薪嘗胆

近頃テレビをつければTPP、新聞を開けばTPP、猫も杓子もTPP。 そんなに重大なこととは私には思えません。 TPP参加交渉に連なる国を見れば、米国以外は経済規模がごくわずか。 日本がもし参加したら、TPP10カ国のGDPの95%を日米で占めることになります。 ほとんど日米の思惑がすべてと言ってよいでしょう。 農業が壊滅するとか保険診療が崩壊するとか、色々マイナスのイメージがありますが、私はそれでも、参加交渉には参加すべきだと思っています。 参加交渉に参加したらもう抜けられない、と言うひとがいますが、そんなことはあり得ません。 強い国家意思で、このような状況ではTPPに加盟できない、とはっきり意思表示すればよいのです。 交渉のテーブルにつき、わが国に有利な条件でのTPP加盟を模索し、いよいよダメなら加盟を見送る、という覚悟で交渉に臨まなければなりません。 そのほか中国は日中韓+アセアンの経済圏を模索しているやに聞き及びます。 これは鳩山元総理が打ち上げた東アジア共同体構想と似ています。 古くは、大東亜共栄圏が元祖でしょう。 要するに東アジアにブロック経済圏をつくろうということでしょう。...
文学

秋雨

久しぶりに本格的な雨ですねぇ。 秋雨というには少し寒いでしょうか。 今シーズン初めて、コートを着て出勤しました。 通勤の電車内では、少し浮いていました。 まだちょっと暑かったかもしれません。 秋といえば、月にしても菊にしても、わが国の和歌や俳句ではもっとも多く詠まれる時期であり、風情漂う季節です。 秋には過ごしやすい季節でありながら、冬の足音に慄くどこかさびしげな感が漂います。 俳句の名手、正岡子規の秋雨の句からいくつか拾って、秋雨を詠む作法を見てみます。 犬痩せて 山門淋し 秋の雨     犬痩せて、という文句が不気味で良いですねぇ。 さびれたお寺の山門に、雨の中痩せこけた犬。 一幅の絵のような句です。 秋雨や 色のさめたる 緋の袴 色がさめた緋というのが貧乏くさくて寂しさを盛り上げています。 その袴、やっぱりはくんでしょうねぇ。 はきたくないですねぇ。 秋の雨 香爐の烟 つひに絶えぬ べつになんということもない現象なのですが、つひに、という文句が効いていますねぇ。 なんということもない現象が、限りない寂しさを象徴しているように感じられるから不思議です。 わずか三つの秋雨の句を見ただ...
文学

朝と夜

よく年寄りになると夜は起きていられず、朝日が昇ると寝ていられない、とか言います。 私は学生の頃は朝寝坊の宵っ張りでしたが、就職して三年もすると、夜は疲れて起きていられず、朝は5時には目が覚めてしまうようになりました。 うつ病で休み始めたときは一日23時間くらい寝ていましたねぇ。 よほど脳が休息を求めていたものと思われます。 躁転すると、今度はほとんど寝なくてもいつも元気、という異常な状態が半年くらい続き、電池切れのように倒れて二度目の休職になりました。 今は22時半から23時頃寝て5時頃起きる、という良いリズムになっています。 でもまともに頭が働くのは15時くらいまでですねぇ。 それ以降は疲れちゃって、無理やり働いている感じです。 研究者というのは両極端に分かれるようで、昼頃出勤して明け方帰る人もいれば、16時頃帰って翌朝7時には出勤している人や、20時には寝て深夜3時頃起きる、という修行僧のような人もいます。 私のような事務職ではフレックス勤務が認められていないので、そういう極端なことはできません。 20年働いても仕事に慣れるということがないような気がしていますが、体内時計はしっかり...
その他

葉巻の香り

先日、私の職場に勤めるオランダ人が、茶色い煙草?らしきものを吸っていたので、「それは煙草ですか?」 と尋ねたところ、「細い葉巻で、香りが煙草より良いのです」 と言われました。 葉巻というとアル・カポネや吉田茂がふかしている太くて濃厚なやつ、というイメージがあったので、タバコサイズの葉巻があると知り、驚きました。 早速世界のミニシガーセットというのと、本来のイメージの太い葉巻のセットをインターネットで購入しました。 吸ってみると、たしかに香りは抜群に良いですね。 ただ太いやつは一回では吸い切れず、途中ではさみを入れて切り落とし、次吸う時また火を付ける、という感じになります。 フィルターがついておらず、専用のカッターで吸い口を切って直接吸うので、缶入りピースみたいに、吸うと葉っぱが口に混じり、やや不快です。 ミニシガーというタバコサイズの葉巻は、フィルターがついており、銘柄によってチョコレート味がしたりバニラ味がしたりと、パイプを吸う感覚と似ています。 もちろん、プレーンもあり、結局プレーンが飽きない感じがします。 次に買うときは色々なミニシガーのセットではなく、プレーンだけで良いかなと思...
映画

渋谷怪談

面倒くさくない気楽な娯楽物のホラーが観たいと思い、昨夜「渋谷怪談」を鑑賞しました。 思ったとおり気楽な心霊ホラーで、ある意味日本の怪談話の王道を行くストーリーです。 主演の水川あさみ、今では大河ドラマで淀君の妹役を熱演していますが、若い頃は結構ホラーにも出ていました。 また、女子大生役で家庭教師のバイトをする水川あさみの生徒に、ほんの子どもの堀北真希が出演していて、時の流れを感じさせられます。 河原にキャンプに出かけた男女6人。 火を囲んでビールを飲みながら怪談やワイ談に興じます。 いいですねぇ。 怪談とワイ談。 私がもっとも好きな話題です。 河原にあった水子供養のための地蔵の頭を折ってしまったことから、6人は帰宅後、赤ん坊の泣き声に悩まされるようになります。 そこに、渋谷のコイン・ロッカーにまつわる都市伝説がからまり、6人を追い詰めていきます。 あるいは失踪し、あるいは自殺し、あるいは事故死。 最後に残った女子大生にも、悲劇的な最期が訪れます。 都市伝説や水子の霊、うらみつらみなど、純日本的な恐怖が全編を覆っています。 気楽に怖がりたい時には良い映画ですねぇ。渋谷怪談 デラックス版 ...
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