大型連休最終日、明日からの仕事にそなえ、家でのんびり過ごしました。
出かけたのは、スーパーに行ったのと昼飯を食いに行った時だけ。
肩のこらない気楽なホラーでも鑑賞しようと、「あそこの席」という学園ホラーを借りました。
文章は幼児並みの下手さ加減で笑わせてくれる山悠雄介ですが、デビュー作、「リアル鬼ごっこ」を始めとして、作品が次々映画化されるのは、優れたストーリーテラーである証拠でしょうねぇ。
一言で言って子供だましですが、ホラーファンというのは騙されることが好き。
騙されたくてせっせと観ているようなものです。
この作品、子供だましながらよく出来ています。
ありがちなシチュエーションにありがちなストーリー展開。
それでいて引き込まれてしまう私が滑稽ですねぇ。
ホラーに限らず物語りを楽しもうとするとき、私は子どもに帰るようです。
それが気分転換になるのでしょうねぇ。
これはある高校に転入してきた女子高生が、呪いの席と呼ばれる席に座ったことから起きる惨劇を描いています。
一見いい人そうに見える生徒がじつはイカレテいたり、親切そうな教師がひどいやつだったり、待ってましたと言いたくなるような定石どおりの展開は、安心して観ていられます。
衝撃は無いですけど。
また、若さを失った中年オヤジの私には、学園ホラーならではの、美少年、美少女たちの活躍がノスタルジーを誘います。
面倒なホラーや凝ったホラーに飽きたなら、こんな作品がよろしいようで。

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