先日衆議院予算委員会の中継が一日中流れていました。
野党時代は舌鋒するどく政権を責め立てていた菅総理。
今は防戦一方で目もうつろ。
メンタル面をやられているのではないかと心配になります。
精神的に落ちた状態になると、判断力は鈍り、思考も体の動きも緩慢になります。
私の見るところ、菅総理にはうつの初期症状が表れているように思われます。
地震・津波・原発事故の対応で、人脈もノウハウも持たないなか、菅総理はよく頑張りました。
もうゆっくり休んでください。
権力の座に汲々としている場合ではありません。
そんなことをすれば、国民にも、菅総理自身にも不幸なことになります。
人間は弱い者。
権謀術数渦巻く政界で総理大臣にまで上り詰めたタフな人でも、想定をはるかに超えた負荷がかかれば、心身に変調をきたして当然。
国家国民のため、身を引く勇気を持ってほしいものです。
乱世でこそ輝く政治家がいます。
菅総理はどうやら平時の宰相。
今のように国内が乱れたときは、それに相応しい人が政権を担うべきでしょう。
何よりも強い信念で道筋を示し、少々の批判には目もくれないような傲慢さが必要です。
サンフランシスコ講和条約締結時の吉田茂元総理や、沖縄返還時の佐藤栄作元総理、国鉄分割民営化のときの中曽根元総理、平壌に乗り込んだときや郵政改革のときの小泉元総理のような。
そしてまた、志半ばで病に倒れたとはいえ、憲法改正に道筋をつけようとした安倍元総理。
菅総理が先人たちが見せた傲慢なまでのリーダーシップを発揮できないのなら、心身を病むこと必定です。
早く長期の休暇に入ってください。