6月から非正規で40代前半と思しき男性が私の職場で働き始めました。
職種は施設設備関連の技術職です。
しかし残念ながら、3日通っただけで欠勤し始め、ついに今日、辞める、との電話があったそうです。
なんでも前任が残した引継書の膨大さと、想像以上に広い研究機関で、施設整備の仕事が容易でないと感じ、来られなくなってしまったようです。
お労しや。
年齢から察するに、この職場に職を得るまでに相当の時間がかかったものと推測します。
それをいともたやすく放り出すとは、よほど参ってしまったのでしょうね。
新人の頃を思い出し、また何度繰り返したかしれない人事異動の当初を思い返すと、いつも最初のうちは憂鬱なものです。
慣れない仕事に戸惑いつつ、暗い数カ月をやり過ごし、半年くらい経って、ようやく気持ちが楽になるものです。
今、私は異動して3カ月目に入ったばかり。
少しは慣れましたが、まだまだ朝、職場に向かうのが憂鬱です。
それだけに、わずか3日で辞めてしまった中年の新人が気の毒でなりません。
どうか合った職を見つけてほしいものです。