微熱も下がったので、「ことりばこ」をDVDで鑑賞しました。
小鳥の箱ではありません。
漢字で書くと、子取り箱。
最近2ちゃんねるで話題の怪談です。
大学のサークル仲間男2人と女3人の5人が、夏休みを利用して田舎のペンションに出かけます。
海も山も近い、自然の中にぽつんと一軒だけ建つ洋館です。
5人は海で遊び、夕食はペンションの庭でバーベキューをして楽しみます。
ペンションの支配人は、くれぐれも裏の神社には行かないように、と言って自室に戻ります。
マムシが出るから、と。
しかし行くなと言われれば行きたくなるのが人情。
まして若い大学生たちのこと、それは行けと言っているようなものです。
5人は深夜、肝試しと称して神社に向かいます。
なぜか神社に寄木細工で美しい装飾を施した箱が捨てられています。
それをペンションに持って帰ったことから、恐怖が始まります。
その箱こそ、子取り箱だったのです。
2ちゃんねるによれば、江戸末期、圧政と差別に苦しんだ農民が作り出した呪いの箱で、箱の中には子宮が納められており、箱を差し向けられた家では、子どもや出産可能な女性を呪い殺し、その家を絶滅させてしまう怖ろしい呪力が秘められているというのです。
美しい自然と若さあふれる大学生、そして、因習的な呪い。
これらが絡み合って、魅力的な調和を奏でます。
しかも救いの無いラスト。
子どもっぽくて安っぽい学園ホラーかと思って観たのですが、なかなかツボを心得た怪談話に仕上がっています。
アマゾンでの評価はかなり低いですが、私には面白いホラーでした。
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